桜舞う
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ただでさえエロい美貌なのに腰にタオルを巻いただけの姿は色気むんむんで詠は頭がクラリとした
「なんで裸なんですかっ!?ふ…服着て下さい!」
詠が真っ赤になりながら慌ててそう言うと義孝はふっと含みのある笑みを零した
そのまま背後からぎゅっと抱き寄せられる
詠の心臓はドクンと鳴った
背中に義孝の体がピッタリとくっついているのがわかる
義孝の熱い唇が耳に触れて火傷しそうだった
「………首のあと、薄くなりましたね」
それは冷えた声だった
低く熱っぽくそう呟くと義孝は詠の首に指を滑らせる
「すいません。優しくできそうにありません」
切なげな色を含んだ声で苦々しくそう言うと義孝はあっとゆう間に詠の脚を払い軽々と抱き上げてベッドに運び覆いかぶさる
「……へ?……え?」
あまりの早業に詠は反応できないまま腕を押さえられ唇を塞がれた
義孝の見た目の逞しさとは裏腹な柔らかな唇が詠の唇を塞ぎぬるりと舌が口内に進入してくる
まるで嬲るように、それでいて愛撫するような動きに頭の芯が蕩けそうだった
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