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リクエスト小説
中編
※かなり陵辱が強いです。
※痛い描写がかなりあります
※ガイがとにかく可哀想な目にあっています





記憶をたどる事で逃避していた思考を引き戻したのは、身体に奥で蠢く指の感触であった。
その感覚に嫌という程に覚えのあるガイは、驚きに目を開く。
ぼんやりとした視界の先には、にやりと口角をあげて笑う男がいた。
黒い塊だと思っていたのは、先程ガイを捕らえた騎士団の男たちであった。
太陽だと錯覚したのはカビ臭い湿った部屋の中央に吊るされた裸音球で、ようやくガイは中庭から倉庫に運び込まれた事を理解する。
だがどこかまだ現実感を伴わない、ふわふわと浮遊する思考は発熱によるものなのか。ゆっくりと頭を振るが、なぜか身体が無性に熱かった。
「散々お高く止まっていたが、初物じゃなかったとはな」
男の言葉にゆるゆると視線を身体に移す。衣服を剥ぎ取られ、裸体を晒している事にガイは気づく。
衣服に覆い隠されていた、昨日の名残りの紅い痕跡が白日のもとに晒されていた。かっと羞恥で頬が熱を持つ。
「残念だよな。開通式楽しみにしてたんだぜ。まさかもうヤッてたとはね」
「何が『そちらの方はまったくなんだ』だって?散々可愛がられてんじゃねえか」
「ハッ、結局はお前がコイツの好みじゃなかったって事だろ」
煽るような仲間からの言葉に、プライドを傷つけられた男はカッとなって、乱暴にガイの身体から指を引き抜いた。
その刹那、ガイは脚に懇親の力をこめて、男に向かってを強く蹴り上げる。だが、ブーツを脱がされた素足は虚しく空をきるだけで終わってしまった。
「っと、ヘロヘロになってもまだ暴れるか。おい、そこの木刀とロープとれよ」
「薬まだ効いてないのか」
足掻こうとするガイの脚を男達が掴むと、大きく脚を広げ、膝裏に木刀を差し込む。
男達の意図に気づきガイは必死に身体を捻って抵抗をするが、圧倒的不利な体勢や、複数の腕で強く抑えこまれてあっさり封じ込められる。
男達は馴れた手つきでガイの膝下に木刀を挟み込ませ、ロープで縛って固定する。
肉にきつく喰い込むロープの感触よりも、下肢を大きく開き無防備に全てを晒す姿に羞恥と、男達がこれから自分に行なおうとする行為に、ガイは身体をしらず震わせた。
「丸見えだぜ」
傷つけるように下品に笑う男達を、ガイはきつく睨み上げる。
晒された秘所に、冷たく粘り気のある液体を垂らす。ビクリと身体を強ばらせたガイを嗤いながら、男は己の怒張にも潤滑油となる香油を垂らす。
「なあ、『ヤメテください、許してください』って言って泣いて懇願してみせろよ。そうすりゃやめてやらない事もないぜ」
入り口に滾った性器を充てがったまま、実行する気など微塵もない提案を口にする。
「誰が、おまえらに」
ガイは最後まで言葉を発することが出来なかった。男の大きな掌がガイの喉を強く押したからだ。
呼吸を止めようとするかのような、その強さに、頭を振って逃れようとする。
「生意気な口叩きやがって。その綺麗な顔を歪ませてやるよ」
そう言うと、男は一気にガイの体内に根元まで捻り込む。
「かっ!はっ」
その衝撃に蒼い瞳をこれ以上になく大きく見開く。
喉をおさえられ、痛さに悲鳴をあげる事さえガイはかなわない。大きく開かれた脚は閉じることも出来ず、ピクピクと痙攣を繰り返す。
灼熱の棒で体を串刺しにする痛みにガイは顔を歪ませる。生理的な涙がこめかみを伝って耳を濡らす。
その様子を見て、男は残酷な笑みを浮かべる。喉を抑えていた手を離すと、ガイの顔の横に手をついて、容赦無い律動を始める。
「…っつ、すげえ。コイツん中」
激しく肉のぶつかる乾いた音を立てながら、男は上擦った声をあげる。
「ふっ…っ…あっ……」
先程まで強く喉をおさえられていたため、言葉が声にならないガイは、熱い息を吐き、男の陵辱に力なく頭を振るしかなかった。
「そんなにイイのかよ」
「んっ、やべえよ、マジでやべ、っ、精液搾り取られる」
がむしゃらに腰をすすめられ、身体の奥深くを穿つ激痛に、埃まみれの冷たい床で背を擦られる痛みさえ感じられないでいる。
己の欲望を満たすだけの激しい抜き差しに、歯を食いしばり、眉根を寄せて耐える。男達に屈しないようとする意思に逆らい、涙は後から後から溢れて頬を濡らしている。
その様子は男達の被虐心を大いに刺激する事にガイは気づいていなかった。
見守っていた残りの男達がゴクリと音を立てて息を呑む。
その一人が前を寛がせて、ガイの顔に興奮した己の性器を近づける。
先走りでぬるつく先端をガイの頬にグリグリと押し当て、ガイの顔を穢す。
「ルーク様にいっつもやってんだろ、しゃぶれよ。歯立てたらどうなるか、わかるよな」
激痛で思考が麻痺していたガイは、男の言葉をきいて
「……ちが…、ルークじゃない…」
と場にそぐわない返答するが、喉を痛めたガイの声は小さく、男達の耳には届かなかった。
それよりも、僅かに開かれた口に幸いとばかりに、筋を立てた怒張を捩じ込んだ。
「ぐっ……んっっ」
口いっぱいに押し込まれた肉の塊にえづきそうになる。
を吐き出そうとするが
息苦しさにソレを吐き出そうとするが、男はガイの後頭部をがっしりと掴む。
発熱のため熱い口内の粘膜を味わうように、ゆっくりとガイの頭を前後に揺さぶる。
「んっ、んうっ、んんッ―――!!」
ガイの抗議の声は、舌が男の性器に絡まり喜ばす結果となる。
獣のような唸り声をあげて、ガイを貫いていた男が最奥を穿ったまま動きを止める。
次の瞬間、少し身体を震わせると、ガイの奥に熱い迸りを注ぎこむ。
その感覚に、ガイは肉棒を咥えさせられたまま、きつく目を閉じて耐える。
身体を小刻みに揺らして、全てをガイの中に注ぐと、男はようやくガイの中から性器を抜き取る。
ぬちゃと淫猥な粘着液の音を立てながら。

「すげえ、コイツ、マジでいい」
「じゃ、次は俺だ」
今まで傍観していた男がベルトを緩めながらガイの下肢に近づく。
「チッ、おい、舌くらい使えよ」
苛立げに、喉奥まで深く捩じ込んで、掴んだ頭を激しく揺する。息苦しさに朦朧とする暇もなく、熱をもってひくつく箇所にまた男根を捩じ込まれる。
「っ、すげえ締まり……吸い付いて離さないぜ」
「だろ。奥はもっと狭くて――」
「―――え、はや――かわ――」
縦横無尽に揺さぶられ、酸欠に陥っているのか、ガイの視界が白く霞んで、男達の声が遠くなっていく。
痛みや苦しさが身体から切り離されようとした、その時、ドクリと心臓が大きく打つ。
ドクドクと早鐘を痛いほどに打ち、身体が熱くなっていく。それは先程までの発熱による倦怠感をともなうものとは違う、なにか。
喉奥に放たれた熱い迸りは、吐き出す暇も無く喉を通っていく。その感覚に怖気立ちながらも、身体の奥が疼くような錯覚をする。
強引な口淫で赤く濡れた唇から、性器が抜かれると「あっ」と小さく声が漏れる。
それはまるで惜しむような声で、男達は顔を見合わせて笑う。
「薬が効いてきたらしいな。俺達は優しいから、お前にも楽しんでもらおうって思ってな」
「ダチュラアルカロイドっていってな、ま、色々使い勝手のいい薬だ」
男のひとりがガイの胸先をつまみ上げる。
ビリリとしたものが腰から脳天まで突き抜ける。
「はっあっ……」
涸れた喉から、小さな喘ぐ声があがる。
熱い。熱い。熱い。身体の奥から発せられる熱は、感度を高め、そして理性を蕩けさせていく。
赤く色づき立ち上がった胸先をコリコリと弄ると、「……っつ、はっ……あッ」背をしならせて熱い息をたえまなく上げる。
「おっと、感じてるみたいだぜ。中をキュウキュウ締め付けやがる」
「じゃ、感じさせてやるか」
そう言って男は空いた手で、ガイが知らずに起ちあがらせている性器を握りこむ。
喉を仰け反ってその衝撃に耐えるが、追い込むように男は容赦なく扱き上げる。
それは無理やり高めさせるもので、ガイへの気遣いなど微塵もなく、乱暴な動きであった。
痛みを感じるはずの手淫も、熱く狭い中を掻き回すように激しい抜き差しも、脳は痛みを快楽へとすり替えて認識する。
ガイの吐く息は熱く濡れて、誘うように肌は色づき、涙で濡れた蒼い瞳は扇情的であった。それらは男達の獣性を刺激する。
「縛る必要はもうないみたいだな」
ナイフを取り出して、拘束していたロープを切り、木刀は床に転がされた。
自由になった両脚は、もう男どもを蹴る事などせずに、自然と己の内部を穿つ男の腰に絡められる。
「中が蠢いてる。すげえ、おっ」
男は小さく痙攣して、中に精を放つ。
「っ、は…あっ…ンンッ」
「おら、替われよ」
まだ繋がった男の肩を先程までガイの口を味わっていた男が押す。
「ち、仕方ねえな」
しぶしぶといった風に放った男が抜き去ると、待ってましたとばかりにガイの身体を男はひっくり返し獣の姿勢を取らせる。
腰を掴んで激しく最奥を穿つと、白い背をしならせて、ガイは快楽を享受する。
激しい抜き差しのたびに、ギチギチに押し広げられた結合部分から精液が滲み出て、淫猥な水音を立てる。
後背位でガイを激しく犯しながら、その律動にあわせてガイの性器を握りこんで高めさせる。
「はあっ…」
甘く喘ぐ口に、また男の怒張が押し当てられる。
「それぞれ一回すりゃ終わる予定だったんだけどな。お前がイイ身体しているから仕方ないよな。
こっちの気がすみまで可愛がってやるよ」
獣の姿勢で前後を陵辱され、恥辱で身を焼きそうなのに、熱の昂ぶりはそれさえも快楽のスパイスとしてしまう。
男達の荒い息遣いと、ガイの濡れた吐息と、淫猥な水音が部屋を満たしていく。


後編へ


後編は公爵が出っ張っています


あきゅろす。
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