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リクエスト小説
ガイの我慢プレイ
○○×ガイの我慢プレイ とあるファンの一人様からリクエスト頂きました

お相手は誰でも、でしたので公爵にしました。
公爵視姦VGから微妙に続いています



精液が逆流する、その形容し難い感覚にガイは奥歯を噛みしめ耐える。
両手は一括りで拘束され、体内に押し込まれたのは蠢く音機関、そして前には。
「……っん…くっ」
単調な動きで体内をまさぐる道具相手でも、後ろの刺激だけで達するようになった身体は容易に快楽に火がつく。
普段は淡い色のガイの性器は、赤黒く色を変え、根元はベルトできつく締め上げられている。
達せぬ痛苦は耐え難く、放出先を失った精液は何度も逆流し、内部に埋め込まれた道具によって放出出来ぬのに再び追い立てられる。
その怖気立つ感覚に全身の肌が粟立つ。
必死で耐えるガイを、冷酷に容赦なく公爵は攻め立てる。
息が絡むほどに顔を寄せると、その指でガイの屹立した胸の頂を摘み弄る。
緩やかな刺激に、思わずきゅうっと後孔を締め上げ中の玩具の存在を顕著にする。
「どうした。謡将の時は可愛い声で啼いていたではないか」
揶揄する声に、ガイは目をかたく瞑り暗闇に逃げ、再びきつく奥歯を噛みしめる。
先日、ガイは公爵の前で痴態を晒した。相手が自分の幼馴染でなければ、と何度思った事だろう。
途中から理性は崩れ去り、快楽に支配され、ただそれだけを貪り尽くした。
その堕ちていく様を、公爵は薄く笑いながら終始見詰めていた。
翡翠に絡み取られるかのように、その眼差しは強いもので、それさえも快楽の一つのスパイスとなった。
そしてその痴態を公爵は何度も執拗に口にし、揶揄した。
その度にガイは羞恥で身体は震え、あまりのいたたまれなさにうっすらと涙さえも浮かべた。
「いつもは人形のようなお前があれ程に乱れたのは、謡将の手によるところが大きいとみえる」
耳元で嘲笑を含んだ声で囁かれ、唇を噛みしめる。
幼馴染とこれ以上になく不本意で惨めな形で身体を繋げた事は、ガイにとって一つの大きなトラウマとなった。
あれ以来ガイは徹底的にヴァンを避けた。中庭で行われるルークの剣の稽古にも全く顔を出さずにいた。
いまだ血を流し続けるガイの心の柔らかな部分に爪を深く立て、傷を抉る。そんな公爵の残忍さをガイはただ、ただ呪った。


耳元に寄せられていた口が、そっとガイの耳朶に触れる。
じわりと腰の辺りが重く疼く。
あの日から公爵は執拗にガイの身体の隅々に触れ、舐めあげる。
あの痴態をもう晒したくないガイは必死で耐える。すぐ押し流されそうになる理性を必死に押しとどめ、ひたすら快楽の波が過ぎ去るのを待った。
公爵自身も何故このようにあの日以来心を掻き乱しているのか、理解できずにいた。
ガイの反応があの日と違うだけで、心がざわめく。その感覚は彼にとって初めて体験するもので、苛立に似たソレをおさめるべく術は、ガイを激しく攻め立てる事だった。
反射的に漏れる嬌声や、生理的な涙が頬を伝う時、何かにすがろうとして空を切る掌を掴み封じ込めた瞬間、少しばかり静まりをみせるのだ。
だから今、玩具によって無理に昂らせ、その熱を放出も出来ずに苦悶に顔を歪め、暴虐に泣き言を漏らさずに耐えるガイの心の強さに内心苦笑する。
どうせ堕ちるのならば早く堕ちればよいものを、と。
ガイの首筋に舌を這わせると、ビクリと身体が大きく震える。
噛みしめていた筈の唇がわななくのを公爵は見逃さず、息を整える暇をあたえずに追い立てる。
鎖骨の窪みをねっとりと舐め、胸の頂を弄っていた指は脇腹を撫でるとそのまま下肢へと移動する。
ガイは思わず息を呑む。
ジクジクと身体にたまり、放出できぬ熱は全身を駆け巡り、理性を侵食しようとしている。
このままでは目の前の男に懇願してしまう。恥も外聞もなく、矜持など自ら捨て去って。
腰を無意識に揺らしながらも、必死でたえようとするガイを哂うように、放出前の膨らんだ先端に指を這わす。
刹那、痛みと快楽が合わせてビリビリと電流のように全身を駆け抜けて行く。
逃れようと身体を捩るが、一纏めにされた手首がヒモでより圧迫され、ギシギシと天蓋の柱を軋ませるだけで終わる。
食いしばるのも辛く、短い息を吐いてどうにか熱をやりすごそうとするが、公爵の舌が先程まで弄っていたため紅く色づいて立ち上がった胸の頂をゆるゆると舐めると
「ああっ…」
とわななく唇から小さく声が漏れる。
きつく吸い上げると抗えない快楽が背筋を走る。達せないままヒクつく先端からは透明の雫が溢れ、根元を縛ったベルトを濡らしている。
それでもガイは耐える。きつく瞑ったままの瞼から涙が溢れ、頬を伝っている事に気づく余裕などなかった。
だから「目を開けなさい」と公爵からの指示に従い、ゆっくりと震える瞼をおしあげると、視界が水の膜をはったような不明瞭さに何故なっているのかガイは判らなかった。
其れ程までに思考は低下して、身体の一部分は過敏すぎる程なのに、他の大部分は麻痺している。
揺らぐ視界は翡翠に焦点を結ぶ。
瞬きを数度すれば視界が鮮明になると、息が交わる程の近さにガイは戸惑う。
感情のみえない翡翠の双眸がこれ以上になく近づいた時に、乾いたものが唇に押し当てられる。
一瞬戸惑い、それが何であるか脳が理解した時、顔をそむけて逃れようとする。
その逃げを許さぬように、顎をきつく掴まれる。
「やめっ……」
開いた口にヌルリとした濡れた熱いものが這入り込んでくる感覚に、嫌悪で背筋を震わせる。
唇裏をゆるりと舐め上げ、逃げるガイの舌を執拗に追って絡めとる。
舌裏や上顎を他人の舌で舐め上げられるという初めての感覚に震える。
昂らせたままの身体は嫌悪感さえも快楽の一種と受け止め、腰の辺りがまた重い熱を持ち始める。


散々ガイの口内を蹂躙した公爵の唇が離れた時、ガイの体内におさまっていた道具を一気に引きずり出す。
その衝撃にガイは喉を仰け反らせて、声にならぬ悲鳴をあげる。
膝裏を抱えられ、膝が胸にあたる程に押しやられると、道具を咥え込んで赤く色づき柔らかく綻んだ箇所に公爵の性器の先端が押し当てられる。
一気に刺し抜かれる衝動の備えて、ガイは目をつむり身体を硬直させる。
だが、思った刺激はガイの身体を襲わなかった。かわりに、ゆるりと緩慢な動作で内部の襞を擦るように押し進めてくる。
脈打うつ熱いものが体内に這入り込む感覚に震えながらも、じくじくと熱が溜まっていくのをガイは感じていた。
入口付近で浅い抜き差しを繰り返すその動きにもどかしさを覚えるが、自分の身体のあさましさに羞恥する余裕はもうガイには残されていない。
先程まで散々道具によって弄ばれた内部は、もっと奥に、と物欲しげにうねる。
そうなれば達せない身体は苦しくなるだけだと判っているのに、強い刺激を身体が求めている。
目尻を流した涙のせいで赤く染め、ねだるような視線を翡翠に向ける。
それでも入り口で馴染ませるような緩慢な動きをする相手に苛立ちを覚える。
焦躁感に理性が焼き切れた。
「ふ…ぅ…あっ……ほし…い」
欲望のままに懇願する。それは甘く、媚を含んだ声で。
公爵の哂う声が鼓膜を震わせる。
蒼い目を縁る金の睫毛が震え、唇はわななく。
ガイの脚を肩にかけ、膝裏を掴んでいた手を腰に回すと、そのまま一気に最奥まで突き上げた。
「はっ!あぁっ!やっ………んンッ」
射精感が全身を駆け抜ける。目の前を白い閃光が過ぎり、身体をビクビクと跳ねさせる。
瞬間、激しい苦痛がガイを襲う。きつく縛られた根元は、射精を許さない。
快楽が堰止められ、脳髄が灼けてしまいそうになる。
「ああ、やあっ……とっ…てぇ……」と舌足らずに哀願する。矜持をかなぐり捨てて。
だが、公爵は角度をかえると、ガイの前立腺を強く擦り上げるように激しく抜き差しする。
強制的に昂らせていく動きに、きつく戒めている手首を動かし、頭をふって、逃れようとする。
「やめっ!ぃやっ!ああっ!」
律動と共に口からは苦痛を滲ませた嬌声があがる。
涙を流しながら、痛苦を与えている公爵に懇願を口にする。
「おねが、い…、します」
喉から搾り出すような、途切れ途切れの言葉は、それは甘い吐息のようで公爵の嗜虐心を大いに満足させる。
膨れ上がって、雫を零す先端を指の腹でぐるりと撫で回すと、「ひっ」と引き攣ったような声をあげて身体を震わせる。
逃れようの無い快楽は足の指先から頭の天辺までビリビリと痺れさせる。
「あ……ああっ……」
子供のように泣きじゃくりながら、ガイは恨めしげに公爵を睨み上げる。
それはいつものように公爵相手に取り繕っているものではなく、素のガイの表情であった。
それを引きずり出した事に公爵は深く満足し、根元への戒めを解いてやる。
だが、長い間締め付けられていた性器は震えるだけで射精出来ずにいる。
「…やぁっ、な、んで……」
戸惑う声と共に、助けを求めるような眼差しに圧されて、公爵は根元の柔らかな部分を揉みほぐし、前立腺を深く強く抉る。
刹那、閃光が脳を焼き尽くすような錯覚に陥る。
痛いくらいの勢いで白濁した熱いものが迸る。ビチャリとその飛沫が飛んで、己の口元まで汚す。
ビクビクと身体を激しく痙攣させて深い絶頂を味わうガイに、公爵は顔を寄せ、口元に飛んだ白い飛沫を舐めとると
そのままガイの口内に運ぶ。
弛緩した身体は容易く公爵の舌を口内に侵入させる。独特の味のするソレを舌を絡み合わせることで受け入れる。
口内で激しく絡み合う舌の淫猥な水音がガイの鼓膜を刺激し、また性器を硬くたちあげさせる。
夜はまだ始まったばかり。





とあるファンの一人様から頂きました
○○×ガイの我慢プレイ。お相手は誰でも、とのお言葉に甘えまくって公爵にしました。
折角だから違う人にすればいいのに、と自分でも思いますが、色々考えたら
ガイ相手にそんないじわるプレイする相手が公爵しか見当たらなかったという……

おまたせして本当に申し訳ございません。
楽しいリクエストを有難うございました。

とあるファンの一人様のみお持ち帰り可能です。


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