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創作小説 『スパイシー☆キャンディ2』

夕食時。

清美が張り切ったのか、いつも以上に品数の多いおかずが食卓に並んだ。

「ねータケシ。コレ食べてよ!」

なながおかずのひと品を指しやけにしつこくせがんでくるので、武はやや嫌な顔をしながら箸を突っ込んだ。

少しすくって宙に浮かせたままななを見やり、

「コレお前作ったんかよ?」

念の為訊いてみる。

ななはちゃぶ台に両手をついて武の方へ迫りながららんらんとした瞳で、

「そう! ま〜清美さんとの共作ではあるけどアタシだって頑張って――」

「その目が怖えーんだけどなぁ…。何かだんだん食いたくなくな――」

と箸を下ろしかけると、ななにすごまれる。

「もぉーっ! ゴチャゴチャ文句言ってないで早く食べてぇ! ほらぁ!」

「ちっ…食やいーんだろが」

思い切ってパクッと口に入れた。

ガリ、ゴリ、バリ…と穏やかでない音を立てて咀嚼する様子を、ななはキラキラした瞳でじっと見守っている。

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あきゅろす。
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