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創作短編『聖なる夜に〜とある都会の片隅で〜』
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――しばらく経ち、

「こっちは終わったぞ。そっちはどうだ?」

巴里のカゴに視線を落とした途端、菅山の顔が険しくなる。

「う、うぐぅ…だってだって、おトイレ行きたいけど我慢してて……」

もじもじと股を擦り合わせる巴里からカゴをふんだくる。

「2分で行って来い!」



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