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青空の下を一緒に
緊急避難先は…



オラは瞬間移動でブルマの家に来た。
悟天はオラを見た。
「お父さん、僕トランクス君と遊んでてもいい?」
「おう、行ってこい悟天」
悟天は走っていった。
その時親父とブルマが来た。


「おはよう、孫くん」
「来てたのか、カカロット」
親父はそう言った。
そして少し寂しそうな顔をしていた。
原因はオラと同じ。
華月がいないから。


「オッス、ブルマに頼みがあんだ!」
「いいわよ?何?」
「オラどうしても華月に会いてぇからウィスさん達にうめぇもんを作ってくれ!」
そう言った。
ブルマは黙っていた。


親父もブルマを見た。
「オレからも頼む、ブルマ!」
「わかったわ、ちょっとだけ待ってて」
ブルマはキッチンへと向かった。
オラは嬉しくてソワソワしていた。
(やっと華月に会える!)


ーーーーー
私はウィスさんとビルス様に写真を見せられた。
「この人が悟空さんです」
「この女がブルマでこのデコの広いのがブルマの旦那のベジータだ」
そう言った。
私はじっとその写真を見た。
でも何も思い出せなかった。


ビルス様はため息をついた。
「何が原因なのかさっぱりわからん」
「ビルス様が華月さんの記憶を消したからじゃないですか?」
ウィスさんはそう言った。
そして笑っていた。
ビルス様は唸っていた。


私は他の写真も見ていた。
悟空さんと言う人にそっくりな人のものがあった。
「……あのこの二人も…悟空さんと言う人なんですか…?」
「いいえ、頬に傷がある方は悟空さんの父親のバーダックさんと言う方で色の黒い方がターレスと言う方です」
ウィスさんはそう言った。


(バーダックさん…ターレスさん…)
何も思い出せないのが嫌だった。
「無理に思い出そうとすることはないぞ華月」
「何かのきっかけで思い出すこともありますよ」
「……はい……」
そう返事をした。


その時ウィスさんの杖の玉が光った。
そこに女の人が映った。
「誰かと思えばブルマさんですねぇ」
『ウィスさーん、ビルス様ー』
そう叫んでいた。
手には大きなピザを持っていた。


隣にもう一人男の人がいた。
「おや、悟空さんも一緒のようですねぇ?」
「何!?」
ビルス様は驚いていた。
(この人が悟空さん…会ったら思い出せるのかも…)
ふとそう思った。


ビルス様が私を見た。
私はキョトンとした。
「ウィス!すぐに華月を隠せ!」
「隠せとは?」
「あのここにいたらダメで…」
「ダメだ!」


怖い顔で即答された。
そして二人でコソコソと話をしていた。
ビルス様は私を見た。
「取り敢えず悟空達が帰るまで界王の元にいるんだ!」
「そうですね、今の華月を悟空さんと会わせられませんからね」
そう言った。


ウィスさんは私の手を握った。
そのまま『界王』と言う人の元へ連れていかれた。
すぐに目的の場所についた。
「こんにちは」
「ビルス様の…」
「ちょっと事情がありまして彼女を少しの間ここで預かってもらえますか?」


その人はすごく焦っていた。
私は頭を下げた。
「華月です、少しの間よろしくお願いします」
「ワシは界王じゃ、何もないがゆっくりするといいぞ」
そう言ってくれた。
ウィスさんは私を見た。


「悟空さんが帰ったら迎えに来ますね」
「わかりました…」
ウィスさんはもうスピードで帰った。
(これでよかったのかな…?)
そう思った。
その時動物が飛び付いてきた。


その勢いで倒れた。
「な…何!?」
「バブルス君じゃ」
「バ、バブルス…君?」
そしてバブルス君を見た。
ウホッと声を出した。


やっと離れてくれた。
界王様は私を見た。
「華月と悟空は何かあったのか?」
「…あったと言うか…わからないんです…私には記憶がなくて…悟空さんは私の恋人みたいなんですけど…それも覚えてなくて…」
そう答えた。


そしてうつむいた。
(それが原因でウィスさんがワシの所に連れてきたんじゃな?)
そう思っていた。
「そのうち思い出せると思うんですが…好きな人の事まで忘れるなんて…彼女…として最低ですよね…」
そう言った。


ーーーーー
オラはウィスさんとビルス様の星に来た。
そしてすぐに華月を探した。
でも華月の姿が見当たらなかった。
「ウィスさん、ビルス様、華月はどこにいんだよ?」
「今は記憶を消してる最中ですから会えませんよ?」
「わかったら帰れ」


ビルスはそう言った。
そして内心ハラハラしていた。
(早く帰ってくれ…)
そう思っていた。
「華月さんは私がちゃんと連れていきますから安心…」
「オラもここに残るぞ、ビルス様」


オラはそう言った。
そして笑って二人を見た。
「な…何だとぉ!?」
(うーん…これは困ってしまいましたねぇ…)

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