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青空の下を一緒に
記憶の消去



朝になり目が覚めた。
目を擦り開けると間近に悟空の寝顔があった。
悟空の腕から出ようとした。
でも引き寄せられまた抱き締められた。
首筋に悟空の息がかかるとくすぐったかった。
(くすぐったいけど…我慢しよう…)


動かずに大人しくしていた。
その時首にチクリと痛みが走った。
「ちょ…ご…悟空?///」
「最近つけてなかったからな?」
そう言った。
悟空を見るとニカッと笑っていた。


そして反対側にも印をつけた。
くすぐったくて背中を向けた。
その時パジャマをめくられた。
そして背中にキスされた。
「背中にもつけていいよな?」
「そんな…見えないところにつけるのは…」


言いかけてるところなのに早速背中にも印をつけた。
そしてギュッと抱き締められた。
悟空の胸はすごく暖かかった。
(背中越しだけど…すごく暖かい…)
「ビルス様とウィスさんに変なことされたらすぐに帰ってくんだぞ?」
そう言った。


私は悟空に向き直った。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ悟空」
「華月は無防備だかんな…オラ心配だぞ」
悟空は私を心配してくれていた。
それがすごく嬉しかった。
悟空はおでこにキスしてくれた。


(記憶を消して戻ってくるまで…悟空に会えないんだよね…この世界に来て悟空と離れるの初めて…)
ふとそう思った。
そして悟空とキスをしようとした。
唇が触れる瞬間だった。
バンッ。


「いつまで寝てるんだ華月!」
「お迎えに来ま…」
「邪魔すんなよビルス様もウィスさんも」
「き…きゃーーー!///」
驚いてビルす様に時計をぶつけた。
時計は見事顔面にヒット。


ウィスさんは笑っていた。
「おや、大丈夫ですか?ビルス様」
「わ…笑うな!ウィス!」
ビルス様は顔をさすっていた。
悟空は笑っていた。
そして一緒にベッドから出た。


「準備が出来たらさっさと来いよ!」
「お待ちしてますよ?」
そう言って部屋を出ていった。
私はまだドキドキしていた。
悟空は着替えた。
「華月」


そう呼ばれた。
「な…」
振り返ると突然キスされた。
そしていつもの笑顔で笑っていた。
不意打ちのキスで顔が熱かった。
「華月の顔真っ赤だな?」


そう言われた。
私は『悟空のせいだよ///』と言いリビングに行った。
リビングにはブルマ達がいた。
「華月、全部ウィスさんから聞いたわ」
「カカロット達のことはオレに任せろ華月」
「バーダック…ありがとう」


私はお礼を伝えた。
バーダックは私の頭を撫でた。
ターレスはビルス様達を見た。
「華月に傷でもつけたら許さねぇからな!」
「口の悪いサイヤ人だな?破壊するぞ」
「やれるもんならやって…」


ブルマはターレスの頭を思いきり殴った。
ターレスは撃沈していた。
悟天は私を見上げた。
「早く帰ってきてね?お姉ちゃん…」
「すぐ帰ってくるから」
「華月さんお気を付けて」


悟飯はそう言った。
私はうなづいた。
悟空は私を抱き締めた。
「頑張れよ?華月」
「うん、すぐに帰ってくるから…待っててね?」
そう言った。


ウィスさんが私を呼んだ。
私はビルス様とウィスさんに駆け寄った。
ウィスさんは私を見た。
「では行きますよ?」
「はい、悟空…行ってきます」
「待ってるからな」


ウィスさんとビルス様の星へ行った。
悟空は黙っていた。
(ビルス様んとこだと華月の気を感じ取れねんだよな…)
そう思っていた。




ーーーー

一瞬でビルス様の星についた。
空を見ると岩がたくさん浮いていた。
(テレビで観てて知ってたけど…ほんと不思議な所…)
そう思っていた。
奥には小さいけど川がある。
それに花畑も。


(ここでどうやって記憶を消すんだろう?)
少し不思議だった。
ビルス様は大きなあくびをした。
「じゃ、あとは任せたぞ?ウィス」
「はい、ビルス様」
ビルス様はどこかへ行った。


ウィスさんは私を見た。
「さ、こちらへどうぞ」
「あ…はい…」
私はウィスさんについて行った。
不思議な物体があった。
(これって…大きな卵の形に見えるんだけど…)


その物体に触った。
入り口のようなものが現れた。
「この中に入ってください」
「入るだけでいいんですか?」
「この中で眠っている間に記憶は消去されるんですよ」
そう言われた。


「……じゃ、入りますね?」
「華月さんの知っている記憶が消去されると自動に開きますから安心してください」
私は卵の中に入った。
中は無重力のようだった。
体がフワフワと浮いていた。


そして深い眠りに落ちた。
「華月さん、おやすみなさい」
ウィスはじっと見つめていた。

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あきゅろす。
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