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青空の下を一緒に
パーティしよ



私がここに残ることを喜んでくれたブルマが『お祝いするわよ!』と言い出した。
そして突然だけどパーティが始まった。
外の庭に出したテーブルにはたくさんの料理が並んだ。
悟空達はすごい勢いで食べ出した。
(さすがサイヤ人…食べる勢いがすごすぎる…)
この光景には何度見ても圧倒させられる。


学校から真っ直ぐここに来た悟飯は私を見た。
「華月さんが残ることになったのは嬉しいですが本当にいいんですか?」
そう心配そうに聞かれた。
私はジュースを飲んだ。
そして悟飯を見た。
「しっかり考えて決めたことだから大丈夫、心配してくれてありがとう」


悟飯は安心していた。
そしてご飯を食べていた。
悟天とトランクスは遊びながら騒いでいた。
それを見て笑っていた。
その時ふと悟空と目が合った。
悟空はニカッと笑ってくれた。


私も笑い返した。
悟空は少し照れていた。
そしてご飯を食べた。
(悟空の豪快な食べ方好きだなぁ)
そう思っていた。
「何、孫くんに見とれてるのよ?」


ブルマがそう言ってそばに来た。
そしてニヤニヤしていた。
「え…見とれてるとかじゃ…///」
(まぁ確かに見とれてはいたけど…見られてたんだ///)
少し恥ずかしかった。
ブルマは笑っていた。


悟飯がじっと私を見ていることに気づかなかった。
(華月さんの雰囲気が前と違う…前よりもっと柔らかくなって…なんだか…)
そう思っていた。
ターレスは悟飯のそばに来た。
「カカロットの息子、そんなに華月をじっと見ててもあいつは気づかねぇぞ?」


そう言った。
そして悟飯の肩を組んだ。
悟飯は驚いていた。
「ぼ、僕はそんなつもりでは…」
「華月にはカカロットしか見えてねぇからな」
そう言って酒を飲んだ。


悟飯は黙った。
私は悟飯とターレスのそばに来た。
「ブルマと一緒に焼いたお好み焼き持ってきたよ?」
「あ、ありがとうございます」
「華月も一緒に飲むか?」
そう言ってビールを渡された。


私は缶をターレスに返した。
「お酒は飲めないからブルマと飲んだら?」
「華月ー」
悟空は私を呼んでいた。
ターレス達に手をふり悟空のそばに駆け寄った。
悟空は私に串に刺さったお肉をくれた。


「この肉うめぇぞ?華月」
「こんなに大きいのは食べきれないから…そうだ半分こしよう?」
そう言った。
そしてお肉をナイフで切った。
悟空は口を開けて私を見ていた。
(これってあーんしてってことかな?)


私はお肉を口に入れようとした。
バーダックが私の手を止め悟空の口に骨付き肉を押し込んだ。
悟空は苦しそうだった。
「だ…大丈夫?悟空!」
「人前でイチャつくんじゃねぇ!」
そう言って怒った。


悟天とトランクスははしゃぎ疲れたのかソファーで眠っていた。
「悟天のやつ…兄ちゃんと先に帰るぞ?悟天」
「今日はこのまま泊まっていけばいいじゃない、明日は学校も休みでしょ?悟飯君」
悟飯は困っていた。
ブルマに説得され今日は泊まることになった。
悟飯は悟天を部屋に運んだ。


皆もそれぞれ部屋へと戻った。
ベランダには私と悟空の二人だけになった。
悟空は後ろから抱き締めてきた。
「華月はあったけぇな」
「暖かいのは悟空だよ」
「一緒だな?」


そう言うと腕に少しだけ力を込めた。
本当に悟空は暖かくて優しくて…大好き。
ゆっくりと二人だけの時間を過ごせた。

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あきゅろす。
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