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青空の下を一緒に
居場所



私は悟空とカプセルコーポレーションに帰ってきた。
そして地面におろしてくれた。
トン…。
「ありがとう悟空」
「華月を抱えるのも久し振りだったから嬉しかったぞ」
そう言ってニカッと笑った。


(悟空に舞空術を教えてもらって以来ずっと自分で飛んでたからね)
そう思った。
そして悟空を見上げた。
「たまにまた抱えて飛んでくれる?」
「勿論だぞ!おめぇを抱えて世界中飛んでやっぞ!」
そう言って頭を撫でてくれた。


私は悟空と笑っていた。
そしておでこをくっつけた。
「ちょっと孫くん?華月?いつまでそうやってイチャついてるわけ?」
「わっ!」
私はビックリして離れた。
悟空は照れていた。


ブルマは呆れていた。
その時悟天が足に抱きついた。
そして私を見上げた。
「華月お姉ちゃん、お帰りなさい」
「ただいま悟天」
私はしゃがみ目線を合わせた。


そして頭を撫でた。
ブルマは悟空と私に詰め寄ってきた。
「孫くん、華月!悟天君から聞いたわよ?元の世界に帰らなきゃいけない状況だったってどう言うことよ!ちゃんと説明してよ!」
「うっ…わっ…わかったからそう怒んなってブルマ…」
悟空はそう言った。


ブルマは私を見た。
(心配かけちゃったようだしここは説明しなきゃダメだよね…)
そう思った。
そして事の全てを説明した。
ブルマ達皆は驚いていた。
「黙っててごめんなさい…」


頭を下げた。
その時頭を撫でられた。
「もう解決したんだろう?ならいいじゃねぇか」
「でも私…ずっと隠してて…」
「ここに残るんだろ?それでいいじゃねぇか」
ターレスとバーダックはそう言った。


そして肩に手を回された。
見上げると悟空が優しく笑っていた。
「オラがそばにいるんだ、でぇ丈夫だ」
「……ごく…うぅ…」
悟空の一言がすごく嬉しかった。
思わず涙が出た。


ブルマは笑っていた。
「何も泣くことないじゃないのよ華月」
「だって…嬉しいんだもん…」
そう言った。
ブルマは頭を撫でてくれた。
悟空は私を持ち上げ抱っこした。


「わっ、悟空…」
「元気でたか?華月」
そう聞かれた。
驚いて涙が止まった。
そして抱きついた。
ギュ…。


「ん?どうしたんだ?華月」
「これからもよろしくね?悟空」
そう言った。
そして悟空を見た。
悟空は照れていた。
そんな悟空を可愛いと思った。


この世界に来てよかった。
今はほんとにそう思う。
これからの私の居場所はここだから。

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あきゅろす。
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