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青空の下を一緒に
出した答え



悟空は眠る華月の寝顔を見ていた。
そして腕の中に包み込んだ。
(オラが眠ってる間に華月がいなくなっちまうような…そんな気がして眠れねぇ…)
リズムよく聞こえる呼吸に不安があった。
起きた時、華月がいないんじゃないかと…。


そんな不安を感じ華月を離せなかった。
優しく抱き締めたまま眠った。



私は目が覚めた。
目覚まし時計を見るとまだ時間は夜中12時。
悟空を見ると気持ち良さそうに眠っていた。
静かに悟空の腕からすり抜けお風呂場へ向かった。
私はお湯に入った。
(悟空と…シちゃった…///)


思い出すだけで顔が熱くなった。
(悟空の気持ちがすごく嬉しかった…あんなにまで悟空に私は思われてたんだ…///)
そう思うと顔がニヤけた。
鏡を見て驚いた。
胸や首に紅い印がついていた。
「こんなにたくさん…つけすぎだよ悟空…///」


その時ドアが開いた。
「オラも一緒に入っていいだろ?」
「ご…悟空…///」
ビックリして背中を向けた。
悟空はお湯に入った。
そして私を抱き締めた。


私はドキッとした。
(うぅ…恥ずかしい…///)
「なぁ、何で背中向けてんだ?」
「だってまだ恥ずかしくて…///」
「もう華月の体全部見たんだから恥ずかしくねぇだろ?」
そう言った。


私は悟空に振り返った。
そして悟空を見た。
「そ…そんな言い方しないで///」
「真っ赤だな?華月、可愛いぞ」
そう言った。
そして頬を撫でた。


私は悟空の手に触れた。
「悟空…心配かけてごめんね?」
そう言った。
悟空は不思議そうな顔をした。
そしてじっと私を見た。
「決めたんか?華月」


私はうなずいた。
そして悟空に抱きついた。
ギュ…ッ。
「私…ここに残ることに決めた」
「ほんとか?」
「ほんとだよ?悟空」


悟空は私を見上げた。
そして頭を撫でてくれた。
それだけで嬉しかった。
「華月はオラがずっと守るから安心してくれ」
「悟空のことは誰よりも1番信じてるから」
そう答えた。


そしてキスした。
悟空と目が合い笑った。
「でぇ好きだ華月」
「私も大好き悟空」
何度好きと伝えても足りないくらい。
悟空のそばを離れるなんて今の私にはできない。


この世界に残ろう。
ずっと悟空のそばにいたい。
私の居場所は悟空のそばだけだから。
「デンデ君に話さなくちゃダメだね」
「そん時はオラも一緒に行くかんな」
悟空はそう言った。


私の答えは決まった。
あとはそれを伝えるだけ。
……ピッコロの怒る顔が目に浮かぶのは私だけ?
ちょっと怖いけど神殿へ行くことを決めた。

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