おいおいおい
「ヘブンズタイム!」
左手を高くあげ、渇いた音を鳴らすと、辺りは灰色に染まった。
そして僕はほんの好奇心で後ろを振り向いたんだ。
後ろにいたのは
紛れもない
橘だった。
脳内が一瞬フリーズした後、かなりのスピードで橘の情報が書き換えられた。
橘。ストーカー癖があり、何故か僕にべったりな変な少女。
改め。
橘。ド変態でかなり危険な奴。対応を毒舌に変更許可。
ありえないよねありえないよねありえないよね?
僕の身体を女にした挙げ句、興奮しているなんて凄くありえない事だよね?
っていうかさっきから背中に当たっていたのは一体…………?
…………。
「え、え、ぅあっ!」
僕は驚いて後ずさってしまった。
これってむ、む、胸じゃんか!
っていうかなんで僕はこんなにどきどきしてるんだよ。
もうなんだか意味が分からなくなってきた。
と、とにかく!
橘は!
変態だぁーっ!
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