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赤い薬?

理由は分からないけど、これはストーカーの域に達していると僕は密かに思っている。

でも僕は女の子に強く言えないからそのままにしてるんだ。


「あっ、すっかり忘れてた! いきなりだけど、コレ飲んでね!」


そう言って橘はポケットから赤い液体が入った小瓶を取り出し、それを僕の口に流し入れた。


「えっ!? そんな怪しげなっ……ゴクッ」


「うん、よし! じゃあまた学校で会おうじゃないか!」


さらば、と颯爽に部屋を出ていく橘。
僕はただただ呆然としていた。


一体、僕は何を飲んでしまったんだろう?
特に身体に異常は見られない。


「ま、いいか」


なんか苺味で美味しかったし。
僕は深く考えずに制服に着替えて学校に行く用意をした。


だけどそれが間違いだったんだ。




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