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呆れ顔編



「ぎゃーぎゃーうるさいなあ。何やってんの?」

「マリア!聞いてくださいよ、神田が」

「うるせえ、モヤシ。だからお前は甘いんだよ!」

「神田は思いやりがなさすぎる!」

「んなもん、なくても生きていけんだよ」

「…つまりまた喧嘩してるわけね、ほんとあんた達好きだよね」

「だって、神田って思いやりがなさすぎると思いません?」

「神田に思いやりがないのなんて今更じゃない。こいつは、そーいう冷たい男なの」

「テメェ喧嘩売ってんのか?」

「喧嘩なんか売るわけないでしょ、めんどくさい。何でこんなとこで無駄な労力消費しなきゃいけないのよ」

「そうですよ神田、無駄な労力使わせないでください」

「何でテメェにまで言われなきゃなんねえんだよ!」

「神田が人を思いやる気持ちを少しも持ってないからですよ!」

「だからそんなもん必要ねえって言ってんだろ」

「必要なくないから文句言ってるんです!」

「その言い合いいつからやってんの?」

「え?」

「テメェには関係ねえだろ」

「うるさいの。周りに迷惑」

「そうですよ。だから馬鹿は短気で困りますよね」

「何だと?馬鹿はお前だろ、」

「神田にだけは、言われたくありません」

「オレだってテメェに馬鹿と言われる筋合いはねえ」

「バ神田のくせに、」

「うるせえ、似非紳士」

「パッツン男児」

「ぶった斬るぞ」

「出来るもんならどうぞ」









「「うらー!!」」



 ドンガラガッシャーン










「…二人とも馬鹿なんじゃないの?」









 馬鹿二人に呆れ顔
(ねえ、リナリー)(ん?)(馬鹿に効く薬って開発できないのかな)






終わりの見えない口論。

20090327 C

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あきゅろす。
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