-short story-
1000HITナツ様へ:セミの歌-ファミリー-+10
『…リボーン、俺さ』
『なんだ』
『笑わないで聞いてよ?』
『なんだよ。早く言えよチョモランマ』
『チョモランマ!?
…俺正直イタリアに蝉がいるなんて思わなかったよ』
『…?』
『うわ、ちょっと、笑われるよりもキツいその理解不能みたいな目!
だってさ、日本特有って気がしない!?
ね、山本!?』
『…?』
『同じ目をしてるよちくしょう…!』
『10代目、10代目の言っていることは理解し難いですがそんなに気を落とさないでください!』
『慰めてるの?それ』
『はい!』
『10年で言うようになったよね獄寺くん。中学が懐かしいや』
『いやぁ』
『嫌みだよ獄寺くん』
『あ、俺さ、蝉の歌知ってるぜ』
『何それそんなのあるの?』
『ツナ知らねーの?』
『え、みんな知ってるの?』
『俺知ってますよ!』
『僕も知ってます』
『僕も』
『俺も知ってるぞ』
『へぇ…へぇ、は良いんだけど突然湧き出るなよ骸と雲雀さん』
『窓から入ってきましたよ』
『うん、俺の聞きたいことがよく分かったね。特別にグーかパーか選ばしてあげる』
『…パーで』
『よぉし歯ぁ食いしばれ!』
パァァァンッ
『骸と雲雀さんの乱入で話がずれたじゃないですか』
『…軽く川が見えました…おばあちゃんが手を振ってました…』
『容赦なかっ…たね…』
『誰か蝉の歌歌ってみてよ』
『ドンマイ2人とも、ツナはノータッチでいくらしいぞ』
『『…』』
『じゃぁツナ以外知ってるなら分担しようぜ。俺が月曜で小僧が火曜、獄寺が水曜で骸木曜、雲雀金曜、土日はまた俺と小僧でいくか』
『何その分担!?』
『まぁいいから聞いてろ。
“月曜日に土から孵り―”』
『“火曜日に脱皮をしたよ―”』
『“水曜日に空を飛んだよ―”』
『『『『『“とぅらとぅらとぅらら〜”』』』』』
『怖!!超息ぴったりなんだけどそれを任務に生かせないのはなんでなんだろう、ボス超不満』
『“木曜日に羽がもげて―”』
『“金曜日に動けなくなる―”』
『“土曜日に蟻にたかられ―”』
『“日曜日にご臨終〜”』
『切ね―――!!!
え!?何その切ない歌!1週間のうちご臨終までが3日間!?っていうか
先 に 羽 も げ る の !?』
『良い歌…』
『良くねぇよ!切実だよ!蝉が!お前らじゃないからそんなドキッとした顔すんな!
そんな歌無いよね!?明らかに替え歌だったよね!』
『…夢が無いなぁツナ』
『歌詞超リアルでしたけど?』
『まぁ細かいことは気にするなですよ』
『そもそも何で骸まで知ってんの!?』
『…!』
『ツナそれは…!』
『お前なんてことを…!』
『…え、なにそんな重大なこと聞いたの俺?』
『酷いですボンゴレがそんな人だとは思いませんでした…!』
『え?』
『…沢田、人には知られたくない秘密が一つや二つはあるんだよ』
『蝉の歌を知った経緯が、知られたくないような秘密ですか?お前らの秘密ちっせえな!』
『とりあえず…謝りましょう?』
『え―っまたこのパターン!?
俺毎回謝ってるような気がするんだけど!』
『良かったな、いつか毎度の名物になるかもしれねぇな』
『嫌だよそんなの。ごめんなさい』
『そうですね、許してやらなくもないですよ』
『壁に足の小指ぶつけてきてほしいくらいムカつく』
『許します許してください』
『よし。っていうかこんなことしてる暇なかった。
ほらこれ今日中にやらなくちゃいけない書類!それ持って 散 れ !』
『『『『はい…………!』』』』
『…急に強気になったな、なんでだ?』
『え?え―……蝉…パワ―…?』
『…………………………え?』
――――――――――――――――――
fin.
この替え歌を知っている人はどれだけいるのだろうか。蝉パワーは半ば本気でツナは言ってます。リボーンは半ば本気で引いています。自分のことは棚にあげてね!
1000HITリクエストでしたがナツ様どうだったでしょうか…!?(ドキドキ
夏なんで夏ネタというありきたりになってしまいましたが。
苦情はナツ様のみ受け付けます。どうぞバシバシぶつけてくださいませ!
改めて、1000HITありがとうございました!
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