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-short story-
BOSS or FRIEND 01 -ツナ+ゴク+α- +10



『10代目!』



中学生だったとき、いつもふと考えてた



獄寺君にとって俺は何なんだろうって



友達としてなのか



ボンゴレのボス候補としてなのか



でもこれを聞いたら何かが壊れてしまう気がして



聞かなかった


聞けなかった


『………懐かしい夢』



―――――――――――――
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―――――――
―――――



『…ねぇ獄寺君』


『はいなんスか10代目!!』


『獄寺君はもし俺が10代目にならなかったらどうしてた?』


『……へ?』


『いやもう俺ボスだからさ、今聞いても大丈夫かなって思ったっていうかなんていうか…』


『10代目?』


『何でもないよこっちの話!
…で、俺があのままボスにならなかったらどうしてた?』


『そりゃぁ…ボンゴレには入ってませんよ』


『…え』


『俺は10代目に着いて行くって決めたんです!ボンゴレにではありませんし』


『…でも俺は《ボス》じゃないんだよ、ボンゴレどころか他のマフィアにもならない、ただのヒトなんだよ
獄寺君はマフィアになりたかったんでしょう?そんなの矛盾してる』


『…?10だい』


『だから、マフィアならないって決めた俺は獄寺君にとって何の価値もない奴なんだよ』


――――――――――――――――――

夢見て思い出したツナ。

soon.

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