雲珠桜は夏に彩る それぞれの覚悟12 「正一の奴、何考えているんだろ…………」 「あいつは帰ったら咬み殺す」 「あはは、雲雀さん殺気が滲み出てます」 「そういう君こそ」 「…ありゃ。ちゃんと隠してたんですけど」 「甘いね」 「…………」 二人の気は物凄く立っていた。 ツナは…………ユカの事も勿論だ。勿論だが、自分達を部下をつかって、しかもあんな銃を使って未来に戻させようとするなんて、と。最初からこちらに持たせれば良いものを、と。 雲雀に至ってはユカが正一の部下に追いかけられ、泣かされ、挙げ句の果てにはあまりゆっくりと話すこともないまま引き離されたのも同然。見事逆燐のど真中に触れてしまったのを雲雀が色をなさない訳がない。 終いには二人の殺気は駄々漏れとなり、周りの人の恐怖を煽るだけ煽った。 やっとのことで追い付き、後についていた山本と獄寺は…………苦笑いを通り越して青い顔をして気配を消すようにしてついていったと言う。 勿論二人ともユカのことについて怒っていたつもりだったが、二人の怒りを前にして、そんな気も段々失せてしまった。 …………雲雀がイラつきでツナに喧嘩を吹っ掛けませんように。 今二人はそれだけを祈った。 いつもは穏便に済ませようとツナも簡単に流していたが、今のツナの精神状況じゃそんな芸当、とてもじゃないができない気がする。そのまま受けてたってしまいそうだ。 そうなった場合、周りへの被害はとんでもないものとなるだろう。…………なんせあの二人は十年後ボンゴレファミリーのツートップなのだから。 山本と獄寺は二人の凄さを一番嫌な形で再認識しそうだ。 …………勿論その後、並盛の一部の地域に大小様々なクレーターができた。 地元の人が、これは人間の仕業じゃない!とかUFO が降りてきたんだ!とか騒ぎ立てたそうで。 (…………大体君がキチンとしていなかったからじゃないの?) (はあ…………!?) ((……お願いだから止めてくれ!!)) ×あとがき× 来た。来たよ、来ちゃったよ。 十年後雲雀さんだよ!Σ( ̄□ ̄;) これを書くときは本当テンション半端なかったです。雲雀さんマジパネエ。 …………だが、あえてここで宣言しときます。 十年後雲雀さんの出番はここまで。 ここから先、十年後雲雀さんが出てくることはないでしょう。話の流れでチラッと出ては来るとは思うけど…………。 無念、非常に無念…………!! 時間にしたらこの人ヒロインと三十分も一緒にいないよ…………(;´д`) あと。今回も出た戦闘シーン…………!! 分からん…………全部勝手に頭のなかでイメージしてるからうまく表現できているかどうか…………。 頭の中の雲雀さんの戦いっぷり、凄いんだよ、カッコいいんだよ!← まあ、そこらへんは皆さんの想像で補ってください(*´∇`*) ×レビュー返し× 魁様!(*^^*) 今までの話を見てくださってありがとうございます!嬉しいです(*^^*) 質問、私に答えられることならいくらでも答えましょう!← あれはですね、私はタグメーカーの「リンクタグ」を使いました。 それをコピーして「基本情報」に貼り付け。 これでできます。 お役に立てたでしょうか? [*前へ] |