雲珠桜は春に出逢う 王子の王子的思想05 「ゔおおい!なんn『パリンッ』」 「一回グラス投げんのやm『パリンッ』」 「おい!ボs『パリンッ』」 「やめr『パリンッ、パリンッ』……」 ブチッ……。 「ゔおおおおおおおい!!!!!止めねえかぁ!!!!!」 『……パリンッ』 この時点でスクアーロはガラスまみれ。 水の滴る……と言うが……今のスクアーロはまるで“ガラスの滴る惨めな男”、だった。 「ぬ、ボス!どうされました!?具合でもs『パリンッ』……う……有り難き幸せ……!」 いつもと様子が違うザンザスを心配して、レビィは声を掛けるがこの様。更に心から喜んでいるようにも見えるので、他のみんながかなり引いたことは言うまでもない。 「……ベル、聞いたかい?今スクアーロが『ゔおおい!』じゃなくて『おい!』って言ったよ」 「もっちろん♪明日鮫でも降ってくんじゃね?」 「ゔおおい!なんだぁ、その言い種は!少しぐらい年上を気遣え!」 「やだね。そんなの王子には関係ねーし」 「スクアーロに気を使う必要性があるのかい?」 「それにしてもほんとにおかしいわねぇ。どうしちゃったのかしら、ボス」 スクアーロも凄い言われようだ。 そして恐らく一番ザンザスを心配しているのはルッスーリアだけだろう……(レビィはグラスを投げられて喜んでいるので除外) 「……………………おい、カス鮫」 「(カス鮫じゃねえぞぉ……)…………なんだぁ、ボス」 さっきからずっと黙り混んでいたザンザスが口を開いた。 [*前へ][次へ#] |