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雲珠桜は春に出逢う
戻ってきた中学生活02








登校時間が近づいてきた。
雲雀はバイクで送ってくれると言ったけど全力で拒否した(だって、そんなことしたら雲雀ファンに殺される所か周りの視線が絶対痛い)
あまりにも全力で拒否するので雲雀はフイッと拗ねて行ってしまった。





…いや、拗ねるってあんた…餓鬼ですか。(でも拗ねた雲雀も可愛い)







場所変わって教室……







「なあ、お前知ってるか?今日転校生が来るらしいぞ!」


「それ、男、女?!
女なら可愛いこがいいよなあ」


「どんな子だろうね?花」


「私はやっぱ大人びた男が良いわね。前にあった牛柄シャツの人みたいにさあ〜」






クラスの大半はその話で持ちきりだ。
転校には微妙な時期なので、それも重なって気になるのだろう。







「なあ、ツナ。どんな奴だろうな?」


「そうだね……(また、変なやつとかじゃなきゃ良いけど……)」


「十代目!!安心してください!害をなすやつだったら俺が潰してやります!」


「爆弾はやめてね……」


「あはは、また花火すんのか?楽しそうだな!」


「花火じゃないよ…山本」







あはは!と山本は笑う。山本の天然には大分慣れたつもりだったが…………やはりまだ、経験が足りていないらしい。ツナはその笑いに苦笑いで答えた。

そうして、教室の雰囲気が盛り上がっているところに………古いドアが音を立てて開いた。







「おらー、席につけ。転入生紹介すっからな」


「「「キタアア!!!」」」


「(五月蝿いよ、お前ら……)おら、入ってこい」


「はい…」







先生と共に教室内へ入って行く。
ユカは、見られているのでいつも以上に緊張しながら、教壇の前に立った。







「えっと……笠原ユカです。よろしくお願いします」




ペコッと頭を下げる。





「ひそひそ(なあ……結構かわいくね?)」


「ひそひそ(だな///)」







うわあ……何か早速噂されてるっぽい……。
何か変かなあ?







「それじゃあええーっと…獄寺の隣な」


「はい(おおっ!獄寺の隣!?てかツナもいる!)」


「チッ…!」






獄寺のところから小さな舌打ちが聞こえるが、そんなの気にしない。
私は早速隣に座ってみた。



ああーやっぱ中学校って良いわ…。高校がまだ慣れてないからかな?







「ねえ、笠原さん」


「ん、何?(ツナじゃん!可愛い…………)」







私は、できるだけ顔がにやけないように注意しながら答える。


第一印象は大切だもんね!








「俺、沢田綱吉。席ここだからよろしくね」






にこりと笑いかけてくれた。


癒される。一回ぎゅってやりたい…………。








「うん、よろしくね(ニコッ)あ…ツナってよんでいい?」






私も一応笑顔を作ってみる。



あー、私笑顔自信無いんだよね。ツナみたいに笑えればいいのにな。







「う、うん///」








あらら?顔真っ赤。そんなに勇気だして声かけてくれたのかな?







「おっツナ、お前だけずりーぜ?俺、山本武つんだ、よろしくな♪」


「うん、よろしく〜山本♪(流石は爽やか少年!って感じだね)」


「ほら、獄寺君も。隣なんだから」


「お言葉ですが十代m「言わないと右腕から下ろすよ?(黒笑)」…獄寺隼人」


「…よろしくね♪(いきなり黒ツナ見ちゃった)」






フフっ…いきなり席が近いとか超嬉しい…!

…顔にやけてないかな?






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