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愛し君へ


桂「無理だ銀時。そんな怪我では」

銀時「っ…くそっ」



そのまま再び倒れる銀時。
桂は銀時を担ぎ上げ布団に寝かせると自分の怪我の手当てをする。





















銀時の夢の中




銀時「先生!!どこにいるんですか?」

真っ暗な中で銀時は一人走り回っている。



銀時「先生?」


すると目の前には血まみれで死んでいる松陽の姿が



銀時「松陽先生ー!!」

泣きながら叫ぶ銀時。
すると、後ろから優しい光がさしてきた。





銀時「桜?」

「銀時、私……」



桜の姿をみて微笑むが、桜は銀時から離れていく。





銀時「桜、行くな!!桜!!」



走っても走っても追い付かない。





銀時「桜ーー!!」



手を伸ばし叫ぶ銀時。
だが桜は遠くへと消えてしまった。







***





銀時「っ…!!」



夢から目を覚まし、冷や汗をふく銀時。
横には桂がいて、心配そうに見つめていた。



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