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愛し君へ


今の時代、『幸福』とは遠い存在のような気がした。
だが、神様は不幸な彼らに幸せを運んできてくれた。

そのおかげで銀時と桜は結ばれたのだから。




坂本「いやー、めでたい」

桂「銀時、桜を幸せにしてやれよ」

1侍「泣かせんじゃねーぞー!!」




次の日、桜と銀時が仲間達のいる部屋へ戻ると皆酒を飲み盛り上がっていた。




銀時「てめぇーら、何でそれを」

桂「ん?昨日様子を見に行ったら、たまたま聞いてしまったんだ」

坂本「そうじゃ。大丈夫じゃよ。わしらは桜と銀時がニャンニャンするとこは聞いてな…」


バシッ!!
坂本と桂の言葉を聞いた銀時は、二人の頭を叩いた。





銀時「てめぇーらは盗み聞きしてやがったのか!!」

桂「待て銀時。俺らは二人を心配してだな」

坂本「あたたた…叩くことは無かろう。皆こうやって祝ってくれてる。ささ、二人とも飲め飲め」



銀時が眉間にシワを寄せていると、ポンッと優しく肩を叩かれ桜と一緒に並んで座らせられる。

そのまま酒の入ったお猪口を渡されると



侍「よし!!役者も揃ったし…二人の幸福を祈って」


「「カンパーイ!!!!」」



それぞれが満面の笑顔で笑いカンパイをした。





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