愛し君へ 二 「ちょっと、銀時?」 桂「どうしたんだ?銀時のやつ」 高杉「ほっとけよ」 首をかしげ歩いていく銀時をみる桜。 高杉、桂は酒を飲み続けていた。 「私、ちょっと様子見てくるね」 すると、いつもと違う銀時が気になった桜は立ち上がり後を追っていった。 *** 銀時「……」 「銀時?」 川原の近くで川を眺めている銀時を見つけ、近づく桜。 隣に並ぶが銀時は下を向いたまま。 「どうしたの?疲れてる?」 銀時「ちげぇよ」 「じゃあ…どうし」 ギュッ 聞き返そうとすると、銀時が桜の手を引き彼女を包み込むように抱きしめた。 「銀…時??」 銀時「……」 「どうしたの?」 力強く抱きしめ何も言わない銀時に不安げに話し掛ける桜。 だが銀時は何も言わずに腕に力をいれ桜を抱きしめたまま。 [*前へ][次へ#] [戻る] |