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愛し君へ


「ん…」



桜が目を覚ますと、目の前には見知らぬ天井が見えた。










「!!?」


急いで起き上がり、辺りを見回すが誰もいない。

桜が一息つくと遠くから足音が聞こえた。




















「……」


部屋の端に行き、腰に手を回すが自分の刀がないことに気がつく。




スッ




















?「おや、目が覚めたのかい」

「!!」




すると、襖が空き一人の女性が入ってきた。









「ここは何処なの?それに、あなたは誰!?」

?「あ?私はお登勢、ここは私の家だよ」

「お登勢?」

お登勢「あぁ。あんた、昨日路地裏で倒れてたんだよ?覚えてないのかい?」





動揺する桜に、お登勢はため息まじりに話す。
だが、桜は未だに警戒をとかないままだった。








「私の刀をどこにやったのよ」

お登勢「ん?あんた、女なのに刀なんか持ってたら危ない目にあうよ?」

「返して!!」

お登勢「……」






桜が怒鳴り付けると、お登勢は懐からタバコをだして火をつけた。





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あきゅろす。
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