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創作
謎の道を進むなら2-@
いつしか桜は青々とした葉をつけ始めた。
華やかな時期から爽やかな時期になりつつある。



今は昼食の時間だ。
俺はいつもの三人と一緒に弁当を食べていた。

「もうすぐGWだね!」

マサヒコは相変わらず元気である。
いつもこんな感じで疲れないのだろうか。
昼食の時間の方がテンションが高いと思う。

「マサヒコはGW好きだなー」
「最近よく言ってる」
「だって!だって!沢山休みあるんだよ!」

楽しみじゃん、とマサヒコは言った。

「あ、そうだ!コウタとケントさぁ、暇な日ある?」
「俺、部活あるからなぁ。」
「俺も塾あるから」
「あのさっ、休みの日あったら僕に言ってね」
「え、なんかあるのか?」
「何故?」
「それは内緒ー」

なんだかマサヒコはGWに何か計画しているらしい。
ケントは部活も毎日は無いから大丈夫だろうが、俺は無理だろう。
塾は基本午後からだから一日休みを取らなければならない。
一応、あとで休みの日を確認しておこうか。

「…コウタってモテるよな」
「何の話だ」

いきなりケントが意味の分からないことを言ってきた。

「ケント、それ本当!?」
「俺の席の近くの女子がよくコウタの話してるから 笑」
「コウタすげぇじゃん!」
「マサヒコ、どこがすごいのかよく分からねぇよ」

俺は女子は苦手な方だ。
これは昔からなのでしょうがない。

「そうか」
「嬉しくないのか?」
「別に…嬉し、」

嬉しくない、と言いかけた時、他のクラスの女子が話しかけてきた。


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あきゅろす。
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