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創作
謎の道を進むなら2-D
小学生の俺は今みたいに無口では無かった。
寧ろ逆だった。
誰とも話すし、俺から話し掛けることもあった。
ものすごく積極的だった。
女子とも話すし、遊んだりもしてた。
でも小5の時から今みたいな性格になってしまった。

「コウター、早く本題に入ろうよー」
「…そうだな、今から入ろう」

それは小5の冬だった。
俺は女子の一人に放課後に教室で待っててくれと言われた。

「あ、あの赤木くん」
「ん?何だよ?」
「あ、あたし、赤木くんのこと好きなの!」

その時はただ冗談だと思ってた。

「冗談だろ?」
「え、冗談じゃないよっ」
「俺、お前のこと友達としか思ってねぇし…、好きとか分からねぇんだよ」

今思い出すとすごい酷いことをした。

「ひどいよ…(泣)」
「お、おい」
「赤木くんがそんな人だとは思わなかった」
「ハァ?」

次の瞬間、教室のドアが開き5人くらいの女子が入ってきた。

「泣かせるなんて酷いじゃない!」
「赤木は今日から一ヶ月パシリだから」
「ちょ、意味分かんねぇよ」
「何か文句でも?」

その目は大変恐ろしかった。
獣みたいな感じだったのを覚えている。
それから俺は一ヶ月間耐えた、が女子に対する恐怖が離れなかった。
俺はもう女子が駄目になった。



「と、いう訳だ」
「えー普通ー」
「…俺は、」
「コウタ、よく耐えたな」

何故かケントに頭を撫でられた。


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あきゅろす。
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