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創作
謎の道を進むなら1-@
昼休みは安らぎの時間である。
唯一、学校にいて幸せなひと時であるのだが…
今日は違った。

「コウター!また寝てるの?」
「今から寝ようとした」
「おい、マサヒコ。コウタの睡眠を邪魔しちゃ駄目だろ」
「ケントだってー」

コウタと呼ばれたのは俺である。
本名は赤木晃太。
普段はあまり人と関わらないがこの二人だけには心を許している。
口下手なので周りから無口に見られる
部活には入っていない、というより入りたくない。
三人のなかでは慎重なタイプ…だと思う。
髪は濃いめの青で垂れ目だ。
感情は顔に出さないタイプ…か?。

マサヒコと呼ばれていたのは眼鏡をかけている榊雅彦。
三人の中で1番好奇心旺盛である。
部活は俺と同じで未所属。
目が大きく愛くるしいらしい(女子談)
誰にでも打ち解け、人見知りしない性格をしている。
髪の毛は何故か緑色。
本人いわく、緑が好きだかららしい。

ケントと呼ばれたのはバスケ部で活躍している古谷賢人。
行動するのが三人の中で1番早い。
頭の回転は普通より早い方だ。
マサヒコの保護者的存在。
利発そうな目が特徴的である。
オレンジ色をしている髪の毛も特徴だ。
ケントにはたくさんの特徴がある。

「そーいえば、コウタいつも以上に眠そうだな」
「あまり寝てないから」
「授業中寝れば大丈夫だよ!」
「マサヒコは授業中寝過ぎなんだよ」
「いいじゃん!ね?コウタ?」
「寝不足より良い…と思う」
「ほらみろ!ケント!」
「あーごめん、ごめん」

キーンコーンカーンコーン

「あ、チャイム」
「じゃまたあとでな」
「あぁ」

これから残りの授業で寝ないようにするのは正直無理である。
しかし、起きなければいけない。
俺の中のプライドが許さないからだ。
頑張らなければ…。
そうして、地獄のスタートが始まった。

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