銀魂 分かってない[3Z土山・甘] 「土方さんには夢があるんですか?。」 「…なんだ急に?。」 「いつも勉強してるから何か夢があるのかなーって思いまして。」 山崎の言う通り、俺はいつも勉強している。 でも別に夢があるからしているわけではない。 「後悔だけはしたくないからな。」 「後悔…ですか?」 「あぁ。そうだ。」 こういう話をしていると俺は真面目なんだな、と思う。 でも不真面目よりはいいと思う。 「後のことを悔やみたくない、だから今頑張る。」 「土方さんはかっこいいです。」 「は?」 俺はただ思ったことを言っただけであって、かっこいいとかそんなことは考えていない。 というより当たり前の事を言っただけだ。 「後の事まで考えて実行するなんて大抵の人はしません。」 「そりゃそうだな。」 「だからかっこいいんです。」 「?」 「そういう土方さんが好きです。」 「お、おぉ。」 山崎に好きって言われるのは嬉しいが、何なんだ急に? 「僕も頑張ります。土方さんにもっと好きになってもらえるように。」 「お前…可愛すぎるわ。」 「へ?」 山崎は意味が分からないという顔をしている。 まぁ当たり前だと思うが。 「お前の気持ちだけで十分だ。それ以上は…。」 「ふぇ?なんでですかぁ?」 涙目でこっちを見てくる。 それは反則だ…。 山崎は俺が今どんな気持ちでいるか分かっていないらしい。 「山崎…もう我慢の限界だ。」 「え?…えぇ!?」 その後どうなったかは…言うまでもない。 [*前へ][次へ#] [戻る] |