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BLACK!
act.6




AM 7:00    劉夜爆睡中。





――ボギャングギャモギャァァア!!!




『ん・・・・うるせぇんだよこんのクソ目覚まし時計がァァア!!』





――ブンッ(目覚まし時計投げた)






――ドゴォォオ!!





『フン、私の睡眠を邪魔するからだ』





私は目覚まし時計に向かって嘲笑する。(ある意味空しい)










act.6









劉夜ァァァア!!!テメェ俺の部屋の壁に穴あいただろうがァァア!!!




獄寺さんがものすごい勢いで私の部屋に入って来た(ドアが壊れたじゃん!)




『おはようございます、獄寺さん。ていうか、れでぃの部屋にノック無しで入って来ないで下さい』




「お前のどこがレディだ。つか、毎度毎度俺の部屋を壊すんじゃねぇ!!」




『うっわ、ヒデェ!!これでも私、ガラスのハートの持ち主ですから!!』




「ガラスじゃなくてプラスチックだろうお前のハートは。つか、ちゃんと話を聞け!!」




獄寺さんのこめかみがひくつく。あ、ヤバイねコレ。
私の部屋がぶっ飛ばされちゃうねコレ。




『だって仕方ないじゃないですか。その目覚まし時計が五月蝿いんですから』




私は色んな部品が取れている目覚まし時計だったモノを指差す。




「だからって毎度俺の部屋に投げるんじゃねぇよ!!つかそね目覚まし時計の音のせいで俺が無駄に朝早く起きちまうんだよ!!」




そりゃ毎日毎日変な音の目覚まし時計を聞けば寝れないよねー(他人事)




『良かったじゃないですか。ほら早起きは三文の得って言うじゃないですか』




「得ばかりか毎日最悪だボケェ!!!」




獄寺さんがダイナマイトを構える。ちょっと!!私の部屋が無くなっちゃうでしょうが!!最近夜冷え込んで困るんだから!!




『あーもう次からは気を付けますー』




「その言葉今日で59回目だ!!」




『わぉ、素晴らしいですね!獄寺さんの名前じゃないですか。ていうか数えてたんですか』




「Σ言われてみれば!!ああ、凄いな(ちょっと照れてる)」




よっしゃ!今のうちだ!!




『では、サラバ☆』




私は着替えを持って部屋から疾走した。




うん、後ろで獄寺さんが何か叫んでたのは気のせいだ☆






現在、私は着替えを済ませダイニングに居る。




『あれ?そう言えばツナさん逹が居ない・・・・』




ああ、そうだ。確か何人か任務だってツナさんが言ってたや。ツナさんもデルロッチファミリーとの同盟で居ないんだっけ?




『って事は今日は遊べるって事!?




え、マジでマジで!!?




何コレ何コレ!!?いつも頑張ってる私に神様からのプレゼントですか!?




だとしたら神様ありがとうございますぅぅう!!(土下座)




『マジでありがとうございますぅぅう!!(涙)』




「よっ劉夜!朝から何泣いてんだ?(爽笑)」




『山本さん!!』




貴方のその爽やかな笑顔が私には神様にしか見えません!!




『神様山本様ありがとうございますぅぅう』




「?おう」




山本さんはワケわからなさそうに笑って答えた。(すんません、朝から暴走し過ぎました、はい)




『山本さんは今日休みですか?』




「そうだぜ!後、獄寺も(ニカッ)」




ぐはぁっ!!ちょっ何でこの人朝からキラキラなんですか!!殺し屋やってた私にはかなり眩し過ぎるゼ☆




『そうなんですかー!あ、朝食食べました?』




「否、まだだぜ」




『じゃあ、作りますね!何か食べたいものあります?』




「んー?劉夜の作るもんは全部美味いから何でも良い(超爽笑)」




ちょっとちょっとちょっとォォオ!!!ちょっマジ他の女の人だったら卒倒もんだよ!!?恐るべし天然・・・・!!




『ほっ褒めても何も出ませんよ〜』




「ホントに美味いぜ?」




うがぁぁあ!!首を傾けないで!!ヤバイからヤバイから私が!!(鼻血流血5秒前)




『作ってくるので待ってて下さいィィイ!!』




私は全力疾走で厨房に向かった。これ以上山本さんと居ると私の心臓がヤバイ!!




「劉夜って面白いのなー」





――バンッ




「おい、山本!劉夜のヤツどうした!!」




「劉夜なら厨房に朝飯作りに行ったぜー?つか、何でそんな汗かいてんだ?獄寺」




「チッ、ちょっとな(アイツ後でシメル・・・!!)」




「そうか?獄寺も食うだろ?」




「ああ」







一方厨房では・・・・




『フフフーン♪今日は自由だっフリーダムゥ〜♪』




大魔王とその仲間逹が居ないなんて幸せ過ぎる・・・・!!




しかも、爽やか好青年とツンデレが居るなんて・・・・!!




『私の心はフワフワさぁー♪』




「歌なんか歌わなくて良いからさっさっと手を動かせ」




『うぉ!獄寺さん。何のご用ですか?言っときますけど、朝食の変更は出来ませんよ』




「朝飯なんか食えりゃ何でも良い」




『じゃあ、何?もしかして手伝ってくれるとか(笑)』




私がそう言うと獄寺さんは顔を赤くした。




『えっマジで!?』




「ばっ馬鹿っちげーよ!!俺はただお前が遅いからそのっあ゙ーそれ貸せ!!」




獄寺さんは私が持っていた包丁を取り上げた(危ねぇよ!!)




『ちょっ!あ・・・・(獄寺さん、耳まで真っ赤・・・・)』



「あんだよ!!////」




『獄寺さんのツンデレー(にやにや)』




「なっ!!誰がツンデレだ!!」




『だから獄寺さんがですって!』




「俺はツンデレじゃねぇ!!」




『ツンデレですって☆』




「五月蝿ぇ!!」




――ブンッ




ギャァァア!!包丁投げんなァァア!!




「仲良いのなー(爽笑)(←様子見に来てた)」






こんな感じで午前は終了☆

(☆じゃねェェエ!!)






『さて、今日は何しようかな』




いくら大魔王とその仲間逹が居ないからって仕事しないと明日の朝日が拝めなくなっちゃうしね!!




『取り敢えず掃除すっか』




私は掃除機をゴロゴロと引き摺りながら各部屋を掃除する。




『うぉぉぉい!!何だこの汚なさは!!』




何で私が綺麗に掃除したのに皆汚すかな!!?そんなに私をいじるのが楽しいかァァア!!




『ったく無駄な仕事増やしやがって』




私はブツブツと言いながら掃除をする(最終的に掃除する)




『よし、オッケー』




さて、部屋の掃除は終わったから・・・・。




『庭の花に水でもあげよう』




私はホースを持って花逹に水をやる。




『ほら、水だぞー。つか、この庭無駄に広い!!』




疲れるんじゃいボケェ!!




『あー癒されたい』




「みゃぁ」




『ん?ありゃ、猫だ』




確か誰かが猫飼ってるって言ってたような・・・・言ってなかったような(どっちだ)





「みゃあ」




猫が私の足にすりよってきた。




『何だ、お前お腹空いてんのか』




私は猫を持ち上げ、目線を同じにして聞いた。




「みゃう」




『そうかー・・・・ちょっと待ってて』




私は厨房から暖かいミルクを器に入れ、持ってきた。




『はい』




猫は勢い良くミルクを舌でピチャピチャと飲む。




『やっぱ猫は良いなー・・・・』




実は私、猫好きデス☆(え、あ、聞いてないって?すいません)




――ガサガサ





「劉夜?」




『あ、山本さん』




「猫か?」




山本さんは私の隣にしゃがむ。




『はい、誰かの飼い猫みたいです』




「そうかーお前何て名前だー?」




山本さんは猫を抱き上げ、聞いた。




『山本さん、猫は人の言葉喋れませんよ(笑)』




「聞いてみなきゃ分かんないって!なぁ、お前何て名前だ?」




「みゃぁ」




「そっかそっか!お前クロって言うのか!」




なっ何ィィイ!!?山本さん、動物の言葉が分かるのか!?




流石山本さん・・・・。




「なぁ、この猫って劉夜に似てないか?」




『え、どの辺がですか?』




「ほら、毛並みが黒で目がサファイアみたいな色してんだろ!」




ほれっと山本さんが私に猫を近付ける。




『あー良く見ると確かに似てますね、毛の色と目の色は』




「だろ?」




『はい』




あ、ヤベェ眠くなってきた。




『あの、山本さんって寝てるぅぅう!!』




山本さんは猫を膝に乗せて寝ていた。うわ、すっげぇ可愛いんですけど!!




『あー無理。もう限界』




ちょっとくらい寝ても良いか!




私は山本さんの肩を借り、瞼を閉じた。






――きろ・・・・。




んー・・・・。




――お・・・・きろ!




五月蝿いなァ・・・・。




起きろ




――ゴスッ




『イタァァア!!』




私はあまりの痛さにゴロゴロと地面に転がる。




「お前、何山本と昼寝してんだよ」




『あ、お帰りなさい、ツナさん』




「だだいま、じゃねーよ。何山本と昼寝してんだよって聞いてんだ」




わぁー素晴らしいノリツッコミですね、ツナさん☆




『ちょっと眠くって・・・・』




「あっそ。仕事はやったの?」




何なんだよ自分が聞いたくせにあっそかよ!!




『まぁ、やりましたけど』




「なら良いけど。あ、そうだ」




『はい?』




「後で俺の部屋に来いよ(黒笑)」




何故にィィイ!!?





この後、私はツナ様にこってり絞られ、挙げ句の果てに書類まとめをさせられました。




何でいつもオチがこんなんばっかなんだよォォオ!!




ドンマイ☆劉夜(笑)







act.6END






今回は山本と獄寺メインで書かせていただきました!

いやはや、やはり獄寺はツンデレですよねー!!山本は爽やかスマイルだし!!

だけど何故最後にツナなんでしょうねf(^^;自分でも良く分からないんですよねー(ヲイ)


では、またお会いしましょう!!



2009/3/25  攸麼


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