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BLACK!
act.4




「・・・・」




『・・・・』




気まずいです、隊長!(誰っ!?)








act.4







『あの、どちら様で?』




何かこの女の人、見たことのある髪型してるんだけど(独特の笑い方する奴)




「貴女が骸様の言ってた殺し屋【柚羅】?」




やっぱり南国果実関係か。つか、骸様!?




『そうです「可愛い過ぎるわ!!!」エエエエ!!?』




何だこの人!!いきなりものスゴイ力で抱き着いてきたんですけど!!ぐぇっ・・・・死ぬ・・・・!!




「おや、クロームではありませんか」





「骸様っ!!この子、骸様が言ってた以上に可愛いわ!!」




あー何か神の使いがやって来たかも・・・・ぐふっ。




「当たり前です!!とその前に離さないとアッチの世界に逝ってしまいますよ?」




「えっ?キャァァ!!ごめんなさい!!」




パッと手を離される。




『ゲホッだいじょう・・・・ぶ』




あー死ぬかと思った・・・・任務より危なかったよ・・・・。




「劉夜、この子はクローム・髑髏です。彼女、人見知りが激しいですから仲良くしてやって下さい」




どこが人見知り激しいの!?さっきの見てた骸さん!




「クローム・髑髏。宜しく、劉夜」




クロームさんは小さく笑う。わぉ、めっちゃ可愛いね!!





『劉夜です。宜しくお願いします、クロームさん!』





「劉夜なら凪って呼んで構わないわ。凪って呼んで!」





『え、あ、はい。凪・・・・?』





私は戸惑いながら凪を呼んだ。





――ガバッ





『Σうを!!』





「可愛い可愛い可愛い!!!骸様!!劉夜をうちの所に強奪しちゃ駄目かしら!!」





「綱吉に聞いてみないと分かりませんね」





「ボスね!!骸様、今から聞いてきます!!」





『えっ私もギィヤァァァァ




さっきから暴走し過ぎだよ凪!!!







あっという間にツナさんの部屋





「却下」





ツナさんは書類から顔を上げず言い放った。





「お願いよ、ボス」





「却下って言ってるだろ。コイツはうちの使用人なんだから」





「良いじゃ「却下」・・・・」




あーあ、凪の目に涙溜まっちゃってるよ。




『ツナさん』





「あ?」





『私なら別に気にしませんけど』





だって、どこで働いても同じでしょ。





「お前が良くても俺が駄目なんだよ。だから諦めろ、クローム」





「嫌・・・・」





あああ、本格的に泣き出しそうなんですけど!!





ツナさんも流石に拙いと思ったのか、溜め息をつきながら言った。





「今日1日だけ貸してやる。それで我慢しろ」





「本当・・・・!?」





凪の目がキラリと光った。





「今日だけだからな」





「ありがとうボス!!行こう、劉夜!!」





ガシッと私の腕を掴む凪。




アレ?泣いてたんじゃないの・・・・?




『ちょっまっまたかァァァ!!!





私は再び、凪に連れて行かれたのだった。





「門限は5時な」





私は小学生かァァァ!!




否、小学生でも6時位だよね!!




つか、誰か助けてぇぇぇ(泣)










―――パシャッ



『・・・・凪』



凪「ちょっと動かないで」


『え、あ、すいません・・・・って何で謝ってんの!!凪、何でさっきから色んな服着させて私の写真とってんの?』



私は現在、凪の家で着せ替え人形の様に色んな服を着させられています。(しかも写真撮られてる)



凪「気にしたら駄目よ!はい、次これ」



凪が私に次の服差し出す。


え・・・・これってメイド服だよね・・・・!!




『何でメイド服!?』




しかもやたらとフリルが付いてるんですけど!!




「劉夜なら似合うわ!!」





『否、そういう事じゃなくてっ!!』





私にこんなフリフリしたやつを着ろってか!!スカートもはかないっていうのに!!(仕事の時ではかなきゃならないときははく)





「駄目?」





凪はしゅんと下を向く。




ゔっ・・・・そんな顔されると・・・・。





『分かった。着るよ・・・・』




劉夜、敗北。





「本当!!じゃ、手短に着替えて!!」





そう言って凪は部屋から出ていった。





『演技かよっ!!』





くそぅ!騙された・・・・!!




『まぁ、承諾しちゃったし・・・・諦めて着るか』





私は取り敢えず着替えた。(途中、着方が分からなかったけど何とか着替えた)




「劉夜、着替えた?」





『あ、凪。着替え「きゃぁぁぁ!!」!?なっ何!?』




「可愛い可愛い可愛い可愛い!!!」





そう言いながら凪はパシャパシャとしきりにカメラのシャッターをきる。





「私の専属メイドにしたいくらいだわ!!ねぇ、劉夜」





『んー?』





「ボンゴレの使用人じゃなくて私の所で働かない?」





そう言った凪の目は本気だった。





『ごめん凪。私は凪の元で働けない』





確かに向こうには変な人達が沢山居るし人使い荒いし私に人権は無いけど・・・・あ、何か泣けてきた★





『でも、私はあそこが良いんだ』





あ、Mじゃないよ!?と私は付け足す。(絶対Mだけにはなりたくない!!)





「フフッそっか・・・・。その代わり今日はとことん私に付き合ってもらうから!!」





『オッケー!!あ、所で凪』





「何?」





『その写真、どうするの?』





私はカメラを指差しながら言う。





「企業秘密よ」





企業秘密って何!?と聞きたかったけど、凪が怖かったので止めた。(マジ怖かったよ!!!)





「はい、次」





『まだぁぁぁあ!?』






この後私は門限の5時が過ぎても帰れなかった。








またツナさんに説教された・・・・(泣)





【オマケ】


―部屋掃除にて―





『相変わらず骸さんの部屋は変態チックだな・・・・ん?』





机の上に何枚かの写真が置いてあった。





――ペラッ





何で骸さんが持ってるのぉぉお!?





この後私は写真を燃やし、骸さんを張り倒したのだった。ちょっとスッキリ☆






act.4END





暴走させすぎた・・・。ごめん、クローム(-_-;)
2009/3/24


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あきゅろす。
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