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Novel
食べさせて、ね?(綾滝)

※キス描写が若干R15?



食べちゃいたい、
ぼそりと呟いた言葉が聞き取れたのかそうでなかったのか、滝ちゃんはへ、と間の抜けた声を揚げた。

「…どうかしたのか?喜八郎」

「…私、お腹がすいた」

やはり聞こえていなかったようで(私にはどっちでも良いことだけど)、滝ちゃんは私に尋ねてきた。思ったことを素直に伝えれば、む、と考える顔になる。当然、夕食の時間はとっくに終わり、しかも私はしっかり夕食を食べたからだと思うんだけど。

「そうか、う〜ん…それなら、私が頼んでおばちゃんに夜食を作って貰ってこようか」

「ううん、大丈夫」

「そうか?でも腹がすいているんじゃ…」

「ねえ、滝ちゃん」

名前を呼ぶと、滝ちゃんは私のことをよく分かってくれているのかもう慣れてしまったのか、それともその両方か、私の話しを聞く体制に入ってくれた。
嗚呼そう言うところ、本当に食べちゃいたい。

「滝ちゃん、 」

「ん、っ」

ぐいと腕を引っ張れば簡単にぐらりと傾いた体を引き寄せて、そのまま口づけた。
閉ざされた唇にぺろりと舌を這わせればびくっと小さく動く強張った体。驚きはしたようだけれど拒否されなかったのを良いことに、私はほんの少し開いた隙間に舌を差し入れる。
所在無さ気にしていた滝ちゃんの舌をちゅうと吸ってから、ゆるゆると滝ちゃんの口の中を自由に動く。歯列をなぞったときよりも上顎を舌でそろりと撫でてあげた方が滝ちゃんが気持ち良さそうだったから、私は上顎に更に舌を這わす。躊躇いがちに押してきた舌を絡ませれば、ぴちゃぴちゃと唾液の音がして唇から顎に唾液が伝うのが分かった。

――嗚呼、キスをするごとに一つになって、このまま私が滝ちゃんに、滝ちゃんが私に、混ざりあってしまえば良いのに。
そう思っていたら苦しかったのかとんとんと切羽詰まった様子で胸を叩かれて私は我に返り、渋々唇を話す。結局滝ちゃんと一つになることも、食べてしまうことも出来なかった。

はぁ、と息を付くときゅっと閉じられていた滝ちゃんの瞳がゆっくり開く。この距離では目が合わない方が不自然で、嗚呼滝ちゃんの目は潤んでいて、なんて可愛いらしいんだろう。

「滝ちゃんありがと、お腹一杯になった」

唇を解いて引いた唾液を指でそうっと拭いながらそう呟いた私は、やっぱり真っ赤な顔の滝ちゃんに怒鳴られてしまった。

(知っていた?お腹がすくとキスしたくなるんだって、)
(まあ滝ちゃんなら本気に食べてしまっても構わないのだけれど。)





ぁばばば\^q^/意味不明な文書ですいませんorz




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あきゅろす。
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