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Novel
心酔(文仙)※

(※)未完成です。R15。


ぴったりと隙間なく密着した身体に、大分前から俺は体の内側から来る熱さを感じていて。
けれど、頬に触れる仙蔵の手はそれと比例するように冷たく、思いの外心地よかった。
「…仙蔵、」
名前を呼んで抱きしめ、更に距離を縮めれば、返ってきたのは拒否の言葉や仕種では無く。
す、と首に回った手は、素直では無い了承の証。

ちらりと仙蔵に目をやれば、すぐに見上げてくる濡れた瞳と目が合った。
そんな普段とは違う色香を含んだ視線に俺が耐えられる筈も無く、吸い寄せられるように顔を近づければ、何時もの合間でちゅ、と仙蔵の薄い唇に触れる。
「…、」
「ん、…」
かれこれ数年も付き合っていれば、タイミングは大体掴めて来るもので。
見計らったかのように口を開いた仙蔵の口内に舌を忍ばせると、鼻から抜けるくぐもった声を上げる。

いつも冷静沈着、クールな仙蔵が今、俺の腕の中で呼吸を乱している。
そう考えるだけで俺の背中にはゾクゾクとした感覚がはい上がってきて、どうにもそれに我慢出来なくなった俺は、細い腰に腕を回して、そっと仙蔵を床に倒した。もちろん、口づけは解かぬまま。
ぱさ、と仙蔵の艶やかな長い髪が床に広がるが、お互いそんな事を気にしていられる余裕もなく、むしろ俺はその髪にさえ欲情してしまっていて、そんな自分に心の中で苦笑いをひとつ。
俺は、心底コイツに惚れている。それはもうどうしようもない程に。
…忍の三禁はなんだっただろうか。こんな様では忍などには成れる筈も無いことはしっかり頭で理解しているのだが、

「は…文次、」
「仙蔵…」

唇を離せばちゅく、と濡れた音がして、それだけでもう、ああ、俺は駄目だと思った。

腰紐をはずし、前をはだける。黒のカッターシャツは仙蔵の身体にぴったりと沿っていて色めかしく、さらに汗をかいているのかそれはぴったりと肌に張り付いていて、それはもう、捲り上げるのが勿体ない程に。
急かす本能を抑え込み、僅かな理性でゆっくりシャツを捲り上げる。徐々に白い肌が覗き、所々、もちろん普段は見えない所々には、以前事情事に俺が残した紅い跡。

しっとりと濡れた肌に舌を這わせると、ぴく、と微かに反応する身体。

ああ、なんて、あつい。


おわり
じゃないけど強引におわり←
未完成ですスイマセorz

文次は心底仙ちゃんに心酔
なんだかんだで仙ちゃんも文次に心酔

言わないけどね。



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あきゅろす。
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