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リリカルなのは〜鏡の中のあなたへ〜
対峙7
「ほらほら〜、ユリシスちゃん早く〜♪」

「なのはちゃん、速いよー」

元気に走り回るなのはにユリシスがついていく。

そんな微笑ましい光景を眺めながら考える。

なのはは何か悩んでいるようだった。

それが解決したのかどうなのか…

それはわからないけど、とりあえずは…

「なのは、もう大丈夫そうね」

「そうだね、ユリシスちゃんのおかげかな?」

いつの間にか隣にいたすずかが私の独り言に返す。

…まあ、そうなんだろけど…

「アリサちゃん、悔しい?」

「ばっ!?べ、別にそんなこと……ふぅ、ま、少し、ね」

あわてて否定しようとしたけどすずかには無意味なので素直に話す。

「でも良かったよね、元気になってくれて♪」

「ま、その通りなんだけどねー」

何だか釈然としないのだ。

モヤモヤする。

まあ、でも…

「せっかく温泉来たんだし、目一杯楽しんでみんな流しちゃえば良いわよね?」

「そーだよー。みんなで笑って元通り♪…ね?」

うん、そうしよう。

ユリシスだって悪い奴じゃ無いんだし…

きっと仲良く出来るはずなのだ…多分。

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あきゅろす。
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