リリカルなのは〜鏡の中のあなたへ〜
学校4
「…ねぇ、なのは?
なんであんたそんなに嬉しそうなのよ?」
「えへへ、秘密〜♪」
ニコニコと、いやニヤニヤか?
弛みきった顔で黒板を見つめるなのは。
「なのはちゃん、転校生って知り合いなの?」
「えへへ、秘密〜♪」
そう、転校生だ。
すずかが言ったように、今日は転校生が来る。
それも聖祥始まって以来、初の編入試験満点突破という才女である。
とてもなのはに係わりがあるとは思えなかったのだが…
「なのはちゃん?
なのはちゃーん?」
…これである。
この弛みようは知り合いと見るのが妥当だろう。
それもごく親しい。
「…なんなのよ」
イライラする。
悩んでいるように見えたのだ。
だからすずかと2人、いろいろ計画してたのに…
「…なんなのよ、もう」
ガラガラ、と扉が開いた。
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