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小説3 (御曹子×トリマー)
23
「いい…!自分で…自分でやるから、あっちへ行って!」

浴槽のへりにしがみつくようにして、那月が首を横にふる。

「どうした、嫌だったか?」
「そうじゃない、けど…」
「じゃあ、おいで」

那月のほうへ体を乗り出すと、
「やっ!見ないで!」

泣きそうな顔で前を隠そうとする。
ちらりと見えた那月のペニスは勃ちあがっていた。

柊の口元がほころんだ。
自分が感じたように那月も感じていてくれたのが、嬉しい。

「ぼっ、僕の体、変だ」
「大丈夫だ。変じゃない」
「やだっ!やめて!」

那月の体を強引に湯の中から引き上げた。

浴槽のへりに腰を降ろして、膝の上に小さな体を横抱きにする。

「柊さん!濡れちゃうから、だめっ」

柊のスウェットが濡れてしまうと言いながら暴れている那月をぎゅっと抱きしめて、

「ほら」
白い滑らかな太ももに腰を近づけ、柊もそうであることを教える。

不安そうだった那月の顔が、ふっと安心したようになった。

その顔にそそられて、耳朶を口に含む。

「あっ…」
那月の口から吐息が漏れた。

体を仰向かせて耳から首、胸へと唇をすべらせる。
乳首を舌で玩ぶと、ぷくりとかわいく立ち上がってきた。

那月の体は愛撫されることに慣れていないのだろう。
どこに触れても、恥ずかしそうに体をふるわせる。

美しい、しなやかそうなペニスに触れると、そこはもう先走りでぬるぬるだ。

感じていない訳はないのに、声が聞こえない。
乳首から唇を離して那月の顔を見ると、右手の甲を噛んでいる。

「那月、声を殺すな」
貝殻のような耳元で囁いて、噛んでいる手をそっとつかむと、嫌々と首を横にふる。

力づくで那月の口から手を離すこともできるのだろうが、そうはしたくない。

ペニスから手を離して、乳首を摘んだ。
びくっと肩が揺れて、潤んだ瞳が柊を見上げてくる。


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あきゅろす。
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