小説1 (高校生狼男×高校生占い師) 完結
25
華奢な右手をそっと握って、細い中指を口に含んだら、雅の肩がピクリと揺れた。
「怖い?」
「怖くない。…ただ…ドキドキしてるだけ」
「俺も」
唇で手の先から肩までなぞる。
「あっ…ん…」
吐息のように漏れてくる掠れた声が、たまらなく色っぽい。
目についた乳首に舌を当てる。
もう片方を指でつまんでみると、身体を弓なりにしならせた。
「ひっ…く…」
乳首から指を離し、すべらかな肌をなぞりながら手を下へと移動させる。
驚かせないように、そっと手のひらで包み込んだペニスは完全に勃ちあがっていて、俺を喜ばせた。
数回扱くと、先端が濡れてくる。
それを目で見たくて、毛布の中にもぐり込んだ。
幼いころはよく一緒に風呂に入っていたが、雅への気持ちに気づいてからは、一緒に風呂に入ることを避けてきた。
成長して初めて見る雅のペニスは、俺のものとはずいぶん様子が違う。
ピンク色でしなやかなそれは、かわいらしく勃ちあがって先端から蜜をこぼし、まるで美しい花のように俺を誘っている。
思わず舌をのばして、蜜を舐めとった。
「あ…やっ…」
あとからあとから溢れてくる蜜を余さず舐めとろうと、ペニスをすっぽりと口に含んで、先端に舌を躍らせる。
雅の腰がふるえた。
「あっあっ…あっ…もっ…やめっ…」
身体をひねって逃げようとするのを、押さえつける。
「やめてっ…でちゃうっ…やめてっ」
悲鳴のような声をあげて、俺の頭を押しのけようと伸びてきた手をシーツに押さえつけ、ペニスを唇で扱くようにする。
「あっ、あ―っ」
いい声とともに、口の中に雅の精がほとばしった。
迷わす飲み込む。
「ごめっ…ん」
はあはあと荒い息の下から、謝罪の声が聞こえる。
「謝らなくていい。俺がそうさせたんだから」
雅の腰の下に枕を入れ、足を大きく開くようにうながす。
やはり、俺が何も見えないと思っているのだ。
恥ずかしがらずに、素直に従ってくる。
双袋に優しくキスを散らす。
「んっ…」
さらにその下に舌を這わせると、かわいい秘所がすぐに見つかった。
きれいなピンク色だ。
すぼまった小さな場所は、とても俺のものを受け入れられるようには見えない。
指でゆっくり左右に開いて、舐める。
「ひぁっ…!くぅ…ん…んっ…蓮っ、やめっ…きたなっ…」
汚いからやめてと繰り返す雅を相手にせず、逃げようとする腰を押さえつけて、小さなすぼまりの襞を一つ一つほぐすように舐めていく。
雅のここは、美しくてかわいくて、愛しい場所だ。
なぜ汚いなどと言うのか、理解できない。
やがて襞がひくひくと柔らかく動いてきた。
「あっ…」
中指をあてる。
ゆっくりと中へ押し込む。
「ひっ…」
「痛むか?」
「いたっ、くない…けど…へんっ」
雅が痛みを感じていなくて、ほっとする。
今していることは、身体をつなぐための準備だ。
俺が気持ちよくなるのは、わかりきっている。
俺が気持ちよくなっても、雅が痛いばかりでは、かわいそうだしつまらない。
指を少しづつ動かして、いい所を探る。
「ああっ!」
びくびくっと華奢な体がふるえた。
見つけた。
ここが雅の感じるところだ。
数回そこを擦りあげると、力を失っていたかわいいペニスがまた勃ちあがってくる。
「あっ…やあっ。…そこ、やだあ…やめっ、てっ」
「駄目だ。これは俺を捨てて斎藤のところへ行こうとした罰だから」
雅に何も伝えずにあきらめて、ずっと逃げていたのは俺のほうなのに。
我ながら、何を自分勝手なことを言っているのかと思いながら、指を二本に増やす。
「あうっ!」
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