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残る爪痕 血脈の果て (薩摩和菓子)完
爪痕は此処から刻まれた
首都ソノス出発、神暦一○○九年十月七日。部隊通し番号三○七。ノメイル神話に登場する三種の中で唯一失われた神器、聖剣「ツルキ」を、ガゼルから奪還することを目的とする遠征部隊があった。その部隊は帝国使節団からの情報に基づき、将軍直属家臣ソルドーレ=ヤトエリアス隊長、帝国使節監視官スペクタ、十八歳の徴収兵二十七名、将軍家直属兵七十名、そして傭兵一名の計百名で構成されたものである。
しかしどの資料に於いてもこの部隊の名目は資源探索とあり、傭兵はいなかったことになっている。事実は抹消されたのだ。

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あきゅろす。
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