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War Chronicle of Toskiel(紺碧の空)完
:上陸
「来たか……」
茂みの中から、数人の男たちが海岸を観察していた。野戦服に身を包んだ彼らは、手に手に荒削りの槍を持っている。
「公国の連中か」
「いまさら帰ってきて……何になる」
深夜だが、水面に反射する月明かりで上陸船の影はよく見えた。しかし、どのようにして彼らはこのロイド近辺が帝国の勢力外であることを知ったのだろうか?
「いいか、お前たち。奴らが上陸して陣形を整える前に、左右から挟撃する。目的は、……わかっているな」
「おう」
砂浜は既に、数百人の武装集団に取り囲まれていた。何も知らない公国の最初の上陸船が鈍い音と共に砂浜に乗り上げ、船の先頭を陣取っていた男が衝撃で前に倒れた。
「うげえっ」
「こ、公王陛下!」
後ろから髭の男が出てきて、砂浜に突っ伏す公王を引き上げようとした。その様子をゲリラたちは虎視眈々と狙っている。


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あきゅろす。
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