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習作(kankisis)
三人目
愛を求めぬ者
未だ嘗て 愛されぬ者

火と硫黄が彼等を呑み込み 苦しめる

永遠に

ああ 彼等は報いを受け続ける



彼は
近くで見ようと 下へ降り 彼等を眺める

彼等はもはや期待しない


本当にそうか
と 彼は問い掛ける

罪人は答えた
彼にさえ見放されたのです
どうして期待出来ましょう

彼は悲しんだ
知っていたが
それでも 悲しんだ

そして 嘲るのだ
彼等の所業を 忌むべき大罪を



そして 嘲りを抱えたまま 一人ずつ 救い出す

だが 彼は選ぶ
既に篩に掛けられているというのに
自らの篩で選り分ける

彼は傲慢に気付かない



救われた者は都に入り
再び栄えるだろう



しかし 彼は天に還らない

新しく造られた池の
硫黄に惑わされ
投げ込まれる

彼は罰せられる
が いつか救われる
その行為によって



讃えるか 蔑むか
我等は決めない
時がそれを決め
知らせるだろう

それまでは 我等は待つ
全てが行われ全うされるまで

ああ 安息よ
全ての者に
訪れ賜え

安息よ
永遠に 我等を
包み賜え

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あきゅろす。
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