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爪切り(くれとー)完
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【後書き】
 
 念願の文芸同好会に入れたので、新入生らしくフレッシュな作品を書こうと思いました。
 
 実際書いてみると、フレッシュさの一ミクロンも含まれない作品になりました。
 

 理想と現実は常にかけ離れるものだというのはわかっているつもりなのですが、希望に燃えてこの高校に入学した当時には自分がこんな鬱な作品を書いているとは一瞬たりとも予想だにしていませんでした。この作品のプロットをたてたのが試験の二週間前だったのが悪かったのかもしれません。気分が暗くなると、作品とかにも影響するものですよね。
 この作品は、最初に冒頭に登場する白い女のイメージがあって、そこから着想を膨らませていき、ついにはこのような形に落ち着きました。さすがに中途半端なページにある各作家の後書きだけを先に拾い読みするという猛者はいないとは思うのですが、私は後書きを先に読む派なので、ここで作品の内容には深く触れない事にします。この言葉を一回書いてみたかった・・・・・・(笑)
 
 小説を書くにあたり、プロの作家さんって本当にすごいと何度も思います。私は昔から物語が好きでした。その影響で現在文芸同好会に所属しているのですが、作品を一つ書き上げるのって相当な胆力と根気が必要なんですよね。血のにじむような努力の上に、小説は成り立っているということ。私は幼い頃からそのことを全く意識する事もなく読書を続けていたのですが、自分が物を書くという行為を通じてそのほんの片隅だけでも理解できたような気がします。作家さんの苦労があるからこそ、私たちは面白い小説を楽しむ事ができると。
 執筆には苦労がつきものですが、その苦労があるからこそ魅力のある小説が生まれるのかもしれないですね。物書きの真似事をして、多少そんな事に気づいたのでこれからは少し意識して本を読もうと思います。 

 さて、紙面もつきてきましたので私の戯れ言はこの辺で。ここまで、私の様な未熟者の文章につきあっていただき、感謝しています。ありがとうございました。
                     くれとー


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