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story
引越し
――翌日
今日はいよいよ引越しの日。皆、トランクをパンパンに膨らませて集まった。
「いらっしゃい。ここが今日から君達の家だよ」
出迎えた校長の後ろには大きな家が建っていた。それから各部屋を周り、各々の部屋を決めた。
「家具家電は一通りそろっているが、勝手に取り替えても構わんよ」
校長はソファに座った。
「すごい部屋数ですねぇ…」
開人が吹き抜けの上から話した。
「若い頃はパーティーをよくやっていたからね。その当時は来客が多かったもんでね」
「校長って、有名人だったりする?」
裕生は先生に対してもタメ口。
「まさか、ただの教師だよ」
校長はソファから立ち上がった。
「それじゃ、帰るとするよ。分からないことがあれば連絡しなさい」
そうして校長は帰っていった。
「うっし!!部屋の片付け始めるか!!」
「おぅ!!」
光夫の号令に皆はテンション最高潮で答えた。
家は坂道に面しており、一階がガレージと玄関だが、坂の上が庭になっているため二階からも出入りできる。二階にキッチン、リビングダイニング、風呂、トイレ、和室、部屋二つ。三階に六部屋。四階に四部屋。そして屋上には露天風呂。

全ての片付けが終わった時には日は沈みかけていた。皆リビングに集まっていた。
「んー、疲れた。晩御飯どする?」
萌美が伸びをした。
「出前で良いんじゃねか?」
隼は床に伸びていた。
「俺が作る!!」
好樹がキッチンへ入った。
「何作るのぅ?」
梓と美来はカウンターから好樹が作るのを見ていた。
出来上がったのはチャーハン。皆、美味しく頂いた。
そして、各々風呂に入り、課題を済ませ、かなり遊んで眠った。


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