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story
ウィーンE
開人も一部始終を話した。
「へぇー渓口さんに姉妹が。しかも双子…ぜひお近づきに…」
「黙れ」
好樹は隼の口を押さえた。
萌美とは高校から同じの隼、理沙、光夫は違う高校の藍美を知らない。
「それにしても、梓よく分かったわね」
理沙は萌美の目をじっと見ていた。二人の目はよく見ないと分からない。少し離れると両目とも茶色に見えるのだ。
「だって保育園からの付き合いだもん。それに皆知ってると思ってた」
梓はニコッと笑った。
「知るわけねぇーしッ!!」
皆の総ツッコミを受けても梓はへらへらしていた。
「そうだ!皆、お金に困ってるの?」
萌美の言葉に皆は半泣きで頷いた。
「開人、さっき閃燈(健太郎の名字)くんが渡したケースを開けて」
開人は頷き、ケースを開けた。
そこには……
「ぉおおッ!!!!!」
ぎっしりと札束が入っていた。
「これを使お」
萌美は皆に微笑んだ。
「女神さまッ!!」
旅はまたまだ始まったばかり。

「扉の解放は…?」
梓がぼそッと呟いた。

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あきゅろす。
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