story 連携魔法@ この家に住み始めて間もない頃 今日は久々に皆が休みの日。 皆は部屋で喋ったりゴロゴロしたり。ゆっくりとした時間が流れていた。 隼:暇じゃない? 隼が孝俊の所に転がってきた。 孝俊:暇。宿題終わったし。 好樹:マジで!?!俺まだある。……はぁ。そういや、開人と光夫は? 庭でバスケをしていた好樹がボールを梓に投げた。 梓:さぁ?暇だから皆でどっかで遊ぼっか。 梓はボールを良佳に投げた。 孝俊:俺、家に残る。 孝俊は部屋に戻った。 裕生:俺も。行ってらっしゃい。 裕生は最近ベースにハマっていて、部屋に戻った。 ――学校・体育館 好樹:先生、使いますね。 小谷:おぅ、好樹またか。休みの日くらい家でゆっくりすればいいのに。 八人は許可をもらって体育館へと入った。今日は体育館を使用する部活は全て休みのようだ。 好樹:賢衣さん、勝負! 好樹が倉庫からボールを持ってきた。 梓:分かった。良佳、梨乃!理沙もやろ! 良佳と梨乃がコート内へ入った。 理沙:私、いいや。見てるから。 理沙は壁にもたれて座った。 早速、試合開始。 好樹-隼vs梓-梨乃-良佳 好樹はバスケバカ。隼はスポーツ万能型。梓と梨乃と良佳は元バスケ部だ。 梓:よーい! 隼:え!え?どんな始まり方? 梓:スタート! 始まった途端、ボールは好樹の手に渡った。三人は追い付けずにシュートを決められた。 それから試合は混戦。両方とも良い勝負をしていた。 理沙:あず、頑張れ〜!!……? その時、理沙の耳に微かに何かが鉄のフェンスにぶつかるような音が聞こえた。 理沙は立ち上がり、外へ出た。 小谷:理沙、どうした? 小谷が教官室の窓から顔を出した。 理沙:いえ…何も。 理沙は音がした第二グラウンドへ向かった。 小谷:気を付けろよ! 小谷はそう言って微笑み、窓を閉じた。 理沙:(気を付けろ?何かいるのかしら…) 理沙が階段の最後の段を上がりきった時、息をのんだ。 『#』次へ [戻る] |