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何かを感じた瞬間。[サスケ/学パロ]


耳元で鳴る音楽に心地好い感じを覚えながら学校までの道を歩く


周りにたくさん同じ学校の生徒がいてぶつからないように気をつけて


あー、この曲凄く好き…



そう思ったら耳にしてたヘッドフォンを取られた

「あ…なにす…」

「よう、名前」

「あ…サスケ、おはよー」

「おはよ」


思わずなにすんだと言いそうになって振り返ったら、学校で大人気のうちはサスケが私のヘッドフォンを持ちながら笑っていた

サスケとは仲良い。
最初はクラス一緒だけどなんの面識もなかったのに前屋上で会ったのがきっかけだった
意外と話が合うからいい奴だと思ってたらいつも一緒に居てくれるようになってた


でもやっぱり大人気なサスケくん。
一緒にいると視線がチクチク


「ほら、学校行くぞ!名前」

「もー、ひっぱらないでよ」

「じゃないとついて来ないだろ?(笑)」


パシッと私の手を掴むとそのまま進み始めるサスケ

サスケと一緒にいる時間は嫌いじゃない

むしろ好きだよ。
















教室に着くと自分の席に荷物を置く

そしたらサクラが前からかけてきた


「今日もサスケくんと一緒だったのね!」

「歩いてたらヘッドフォン没収されたからね」

「そうだったんだ。サスケくんも意外と強引なのねー…」

「強引?」

「あ、こっちの話!」

「…?」


サクラがなんか意味深なこと言ってたけど、いつもの事だから気にしてない




「ほら、次移動だぞ」

「あ、うん」

「お、おはようっ!サスケくん」

「はよ…行くぞ名前」

「ちょっと待ってよ、サスケ」

急かすサスケにいそいそと授業の準備をする


「おはようだってばよー」

「あ、おはよう、ナルト」

「げ、次移動?!準備、準備ー!」

「まったく、待っててあげるから早くしなさいよ」

「じゃあ俺達は先に行く」

朝みたいに私の手を掴むとズカズカ歩き始めるサスケ

「あ、またひっぱる!」

「黙ってついて来い、名前」

「むー」



サスケの台詞にキュンとしたナルトとサクラはそのままおいて行かれた



「サスケー」

「んー?」

「手、離して?」

「いーや」


私の顔を覗きこみながらいじわるく笑うと
さっきまで掴んでただけだったのにサスケの指がするりと私の指先に絡んできた

「は?」

「これなら逃げらんないだろ?」


ドキ…


そのまま私を引っ張って移動先の教室に歩き始める


さっきより密着しているせいかサスケの手あったかいとか、手おっきいとか…そんなことよりサスケの体温がシャツごしに伝わってきて


いままで意識してなかったのに
ただの仲良しの友達だったのに…

ドキドキと心臓がうるさいのがわかった



静まれ、私の心…






何かを感じた瞬間。


(あ、離れようとすんなっての)
((ち、近すぎっ!!///))

010820

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あきゅろす。
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