[携帯モード] [URL送信]
記録ストップ![サスケ/上の続き]




「…………で?家には上がったけどなんもなかったと?」

「………………」

「馬鹿?ねぇ、サスケちゃん馬鹿だったの?」

「………………返す言葉もございません……」


自分の行動力のなさにうんざりする…………


唯一俺が名前を好きだと知っているナルト…に今呆れられている俺←


机に突っ伏せて髪をグシャリと掴んだ



「サスケってば、名前の事好…!」
「声がでかいっ!!!」

核心の一言を言われそうになり慌ててナルトの口を手で塞ぐ
キョロキョロと周りを見渡してみても誰も見てない…みたいだな


「…ぷはっ………あー、サスケってばヘタレだったのねー」

「うるせっ」



ナルトの言う通りだ…全く俺は………はぁ



「………サスケ」

「あぁ?」

「今日の放課後告れってばよ」

「ぶふっ…!……はぁ?!」

「また家上げて貰ってー」

「はぁ?!いや、待て…心の準備が…」

「っまえどんだけピュアなんだってばよっ!!!!」

パコーン

「いだっ!」



教科書で勢いよく頭を叩かれて音がよく響いたせいかクラスの目が俺とナルトに向く…もちろん名前も


「…………っ、このウスラトンカチ!」

「はん、ヘタレに言われてもなんとも思わないってばよ」


は、鼻で笑われた…!


「あははっ、もう二人とも何してるのよ(笑)」

「もう、聞いてくれってばよ、サクラちゃん!こいつさぁ」

だああ!黙れナルトォ!!!



俺たちのやり取りをみたクラスメイトは皆笑い始めてクラスの雰囲気が少し賑やかになった
が、今は全然嬉しくないっ!!



なにが告れだよ!

いや…でも一歩踏み出さなきゃ友達のままだぞ、俺…


「あー!!」

「(ビクッ)?!な、なんだってばよ?!」

「…わり、こっちの話」

「はぁ…?」

「ちょっと屋上行ってくる…」

「なに、次サボり?」

「あぁ」




ガラガラと教室の扉を開けて、適当に返事すると廊下を歩き出す


屋上で昼寝でもして落ち着こう…そうしよう…………














屋上は風がちょうどいい感じを吹いていて寝心地抜群。

見つかると面倒だから給水塔の影に腰を下ろしてそのまま大の字に寝転がってみる…


空が………綺麗だ……














「…サスケ?」

「んん……」

「ねぇ、サスケったら」

「ん…………?名前…?」

「やっと起きた」


やっとピントが合ってきて、そしたら見えたのはニッコリと微笑む名前の顔

あー………可愛い…





ちゅ




「……………っ!///」

「……///」





お、おおおお、俺、なにやっちゃってんの?!

名前の名前のく、唇にき、ききき…!




「ご、ごごめん!!」

「…なんで謝るの?」

「え、いやだって…寝ぼけてキスなんかして…」

「……………私…」

「…?」

「私、い…嫌じゃなかったよ…」

「…名前……?」

「サスケに…キスされるの…嫌じゃない」

「それって………」

「むしろ…もっと…してほし…ぃ………///」

「………っ///」





あぁー、顔熱い…
嬉しすぎる…どうしよう…俺…




「名前……」

「…?」

「ずっと…前から、好き…だ」

「っ、ほんとに?」

「名前が好きだ…」



俺今言っちゃたし、絶対顔熱いし…恥ずかしい…
なんて思ったら名前が俺に抱き着いてきた


「…もう、どんだけ待たせんのよ………危うく私からアタックしかけた…」

「………名前」

「……ん」

名前の顔に手をそえて優しく触れるキスを何回も…何回も…






あぁ、俺は今幸せです




記録ストップ!

(俺の事好き…?)
(うん、大好きっ)

100711

[*前へ][次へ#]

5/7ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!