「おはよ」その一言が幸せ[サスケ/学園パロ]
「寒い…」
「そりゃあ、そんな格好してたら寒いってばよ」
「う、うるさい…こんなに寒いと思ってなかったもん…」
登校中。
私の日課は幼なじみのナルトと一緒に学校に行くこと
今日は朝から寒いのにマフラーもブレザーも着ずにカーディガン登校をしてしまった私は馬鹿だと思う…
「仕方ないからこれ貸してやるってばよ!」
「はぇ…?」
ふわっと首にかかった柔らかい物に驚いて変な声を出してしまった
「何驚いてんの?ただのマフラーだってばよ(笑)」
「あ、いや…いきなりだったから…」
「ん、ならいいってば」
ニヒヒとニッコリ笑ってナルトは頭をグシャグシャにされた
「あ!サクラちゃんだってば!名前、また後でな!」
「あ、うん!」
ナルトには好きな人がいる。
春野サクラ。
サクラもまた私の幼なじみ
そして私も好きな人がいる…
彼もまた私の幼なじみ…
ぼーっとしているとナルトとサクラの会話が聞こえた
『おっはよー!サックラちゃーんVv』
『あ、おはよナルト…ってあんたマフラー位しなさいよ!』
『あはは!家に忘れてきたんだってば!大丈夫っ!俺寒くないもん』
『ほんと…あんた異常よね…(笑)』
『異常じゃないってばよ?!』
ナルトは…優しいな
忘れたなんて…貸してくれたくせに
まぁ…サクラに相手にされてないのが…悲しい…
「…おはよ…名前」
「!!!!!!!さ、サスケっ?!」
「な、何だよ…驚きすぎだろ?」
「ご、ごめん!だっていきなり話しかけるから;」
「ああ…そうだな、悪い」
「ううん…サスケ?」
「ん?」
「おはよ…」
「…うん」
へにゃりと嬉しそうに笑ってくれる君が大好きだ
「おはよ」その一言が幸せ
(サスケは私のことどう思ってるんだろ…)
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