その噂、ちょっと違うんじゃねぇか？[真選組]
「総悟ー？」
「ん？あぁ…なんでぃ…名前か」
「なんだとは何よ!!いかにもがっかりしないでよ!!」
「はは、わりぃわりぃ…で、どうしたんでぃ？」
「そう!聞いて!!あのねっ」
真選組、沖田総悟とは同い年で入隊の時から凄く仲良ししなったの
あれからもう何年経つのかな…今でも総悟とは大の仲良しだ
「…あの近藤さんが？」
「うん!もうビックリしたよ」
「……局長もなかなかやりまさぁ…ククッ」
楽しそうに笑う総悟
「まぁ噂なんだけどねー」
「噂…？なんの話だ？」
「うわ!!なんでぃ、脅かすんじゃねぇやい、土方さん」
「急に乱入して来ないでよ、トッシー」
「トッシーって言うなっ!!」
「似合ってまさぁ…トッシー…ククッ」
「総悟…テメッ!!…まぁいい…で、なんの話だ？」
「あのですね、局長がですね？――………」
あ、皆さん私の事おしゃべりだと思ってるでしょ!!
違うよ!!私、良い噂しか回さないもん!!
良いっていうか、害の無さそうなやつ？(笑)
「…はぁ？局長が女と歩いてたぁ？」
「そんなんですよ!!で、なんか良い雰囲気だったらしいですっ!!まぁ…あくまでも噂ですけどね…」
「あのお妙さん一筋の局長がねー…なんかの見間違いだろ」
「そうですかねー…」
「なんなら直接聞いてみたらどうでさぁ？」
「「え」」
「なんでぃ、嫌なんですかい？せっかく連れて来たってーのに」
「なんだよ総悟…話って」
「「局長ぉ!!!!!」」
襖の向こうから現れた近藤さんに２人ともビックリ…
「!!なんだ!!いきなり大声出しやがって…!!」
もちろん、その声に近藤さんもビックリ
「局長が女と一緒に歩いてたって噂が組の中で広まってるらしいんでさぁ…しかも良い雰囲気だったとか…」
「「総悟ぉ!!!」」
テメッ!!何言ってやがる!!的な感じで２人揃って総悟を怒鳴る
「はぁ？なんだその噂…女…？あぁ、そういえば昨日話し掛けて来た女は居たな…その後は道案内で一緒に歩いたぜ？」
…………………。
ああ、なるほど
そういう事か
「これで一件落着でさぁ」
「どっかの誰かの早とちりってわけだな」
「みたいだね」
「んな、俺がお妙さん以外と良い雰囲気なんてありえねーよ」
「はは、ですよねー」
「やっぱゴリラはゴリラなんでぃ」
「総悟ぉ!!今お前なんて言ったっ!!」
「ゴリラって言ったんでぃ」
「コラァ!!!!」
……………。
今日も真選組は賑やかです…
その噂、ちょっと違うんじゃねぇか？
(逃げるでさぁ!!名前)
(え?!なんで?!)
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