窓から。
「おっあっ……あ!」
「なーに見てんだ?」
「ん?サッカー」
「ああ、陽日先生と梨本たちか。」
「あっ!!直ちゃんゴールした…大人げないなー」
「あの人はいつでも何にでも本気だからな」
「いいねー、お昼休みにサッカー。青春、青春!」
「………交ざりにいくか?」
「え?あ?い、いいよ!!そんな得意なわなけでもないし」
「でも、できるんだろ?それにやりたいって顔してんぞ!ほれ」
「いひゃい、いひゃい!!」
「はははー、そんくらい面白い顔してたらすぐに梨本たちともなじめるんじゃね?」
「うるさーい、全く、あたしのスーパープレーみたらあたしのこと馬鹿にできなるから、覚えてろよー!!」
「さーてどうだかな」
自然ににやけていたあたしの顔を隆文が引っ張る。でも、全然痛みは感じられなかった。
窓から。
(おーい!!俺たちも混ぜてくれ!)(おっ学園二人目の女子じゃん!ナイス犬飼!)(あーこいつは女子と見るに程遠い…ぐふっ)(あたし、日向光よろしくー)((((((よ、よろしく…)))))
[*Back][Next#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!