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お茶会。



「月ちゃーん」


「光ちゃん??どうしたの、生徒会に用事かな??」


生徒会室の前の廊下を歩いてる月ちゃんを見つけ抱き着いた。


「ひまなの」


「ふふっそっかそっか!!でも私今から生徒会の仕事があるの。ごめんね?一人で遊べるかな??」



月ちゃんはそう言うと頭を撫でてきた。



「月ちゃんまた子供扱いしてる…」

「え!そ、そんなことないよ!ただ光ちゃんがかわいいなーって」


「えー…月ちゃんの方がかわいーじゃん!!えーいっ!!」


やり返そうと精一杯背伸びして彼女の頭を撫でた。


「わ、わぁっ!光ちゃん、ぐしゃぐしゃになっちゃうよ!!」


「ふふーっ子供扱いする月ちゃんが悪いんだー」


「こんにちは夜久さん、光さん。楽しそうだね、なにしてるの??」

ふいに後ろから話かけられた。


「部長!!部長はどうされたんですか?」


話かけてきたのは前、弓道場で出会った優しそうな青年だった。


「えっと、一樹に頼まれて書類を届けに来たんだよ。まったく人使いが荒いんだから一樹は。」


「そうなんですか!!ありがとうございますっちょうどいまから仕事に行くので預かりますよ?」


「そう?助かるな、ありがとう」


「いえっじゃあ私はこの書類の処理をしてくるので部長、失礼しますね!じゃあね光ちゃん!!」


「よろしく、夜久さん」


「うー…うん」



バイバイっと手を振っていってしまった彼女。



「むー……」


「……?どうかしたの?」


「い、いや!なんでもないのです!!」



長身の先輩が腰を屈めて顔をのぞきこんできた。



「そう?……もしかしてこのあと暇だったりするのかな??」


「……はい、とっても」



そういうと彼は少し考えるそぶりをしたあとに微笑んだ。



「ふふっ僕も暇なんだ。お茶好き??僕の家は茶道の家元なんだ。よかったら学園の茶室と道具かりてお茶たてようか!」


「ほんと?!お茶大好きなのっ!!うわっあはははっ!!!」


「そんなによろこんでくれるとは思ってなかったよ、うれしいな、ふふふっ」


「だって、ねぇ!!ふふーっうれしーっ」


「じゃあ場所は生徒会室の茶室で」

「え?」





会。
(せんぱい、なんでわさわざ生徒会室に??)(いやさ、いつも一樹にこき使われてるから、きっといまは忙しい時だろうしいじわるしちゃおうかなーとおもってね)(……)(あれ、どうかした?)(いえ、どうもいたしません)
 
 
 

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あきゅろす。
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