ひとつ屋根のした。 16 更にピンク色に染まった蕾を口に含み、舌先で弾いてやると、里緒は快感に耐えるように自分の人差し指を噛み締め、きゅっと眉根を寄せた。 俺はその手を掴んで唇から離させると、壁に縫い付けるように軽く拘束する。 「…ダメ。里緒の可愛い声ちゃんと聴かせて?」 「あっ…やぁ…くわえたまま喋っちゃやだぁ…!」 その声に、俺の身体を甘い電流が駆け抜け、下半身に熱が集中した。 …お前、可愛い過ぎ…。 きつくなるジーンズに顔をしかめつつ、俺は里緒の胸から唇をずらしていき、お腹、下腹部、そして太ももへと降りていく。 里緒は拘束されていた腕を解放されても、もう唇で噛むことはしなかった。 俺が指で胸の蕾をくりくりと摘みながら太ももに口付ける快感に、甘く声を上げながら、俺の髪に指を絡めてくしゃくしゃにすることで耐えているようだ。 そんな里緒が堪らなく可愛いくて、愛しい――。 …俺、相当こいつにまいってるな…。 そう思いながら、胸から手を離し、目の前の秘められた場所に指を這わす…。 「あぁ…っ! …んやぁあっ」 下着をずらしてその部分に指を入れると、ひときわ甲高く甘い声を上げる里緒。 くちゅり。 淫靡な水音が響く。 [*前へ][次へ#] [戻る] |