学園の王子様!(なんだか、おかしい!)
伊達政宗の場合!
王路は学園で一番coolでgentlemanだ。
だから学園のprinceなんて呼ばれてる。
No!王路はおれだけのprinceだぜ!
そしていつかはおれだけのdarlingだ!
そんな王路は今日も大活躍だった。
体育のbasketballでは3point shootを何回も決めて見事勝利を収め、数学ではteacherのmissを指摘していた。
greatだぜ、My prince!
I'm crazy about you!
去年は同じclassじゃなかったのが残念でならねぇ!
今年、同じclassになれた時は嬉しさのあまりそのまま告白するところだった。
だがまだこの想いを伝える時じゃねぇ。
どういう訳か最近の王路の周りには猿飛佐助……いやmonkeyで十分だな。monkeyが王路の周りをウロチョロとしていた。
Shit!忌ま忌ましい。
「王路〜、今日バイトだろ?俺様が掃除代わってあげるよ」
「おお、サンキュー、佐助」
ほらまたおれの王路に言い寄ってやがる。
王路も王路だ。
そんな奴に頼まないでおれに頼んでくれればいいのに。
まあ、まずはあのmonkeyを消すのが先だな。
おれの王路に手を出す奴に情け容赦は全く無用だ。
「伊達」
帰っていく王路の後ろ姿を見送っていると後ろの席の雑賀孫市に声を掛けられた。
「何だ、三代目」
返事をするとおれと同じく王路を見送っていた視線をおれに移し、こう言った。
「今日も王路と話せなかったのか」
「……Ah……駄目だった」
「意気地のない男だな」
王路と出会って二年目。
おれは未だ王路に話し掛けることすら出来ていなかった。
竜が守りに入るなんざ笑い話にもならねぇ!
(シャイな、政宗さん!)
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