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夢と見せ掛けた何か(男主人公)
せなか
この間、オレがカンチガイしてキレた事件以来、マサムネ様がオレをじとーっと見てくる。

ハッキリ言って、ちょう怖い。
オオカミとかハイエナとかみたいな顔だと思う。元はいいのに。

だから最近オレはいつも幸村さんのうしろにかくれていた。
今もじっとこちらを見るマサムネ様から逃げようと幸村さんの背中にへばり付いていた。

「〜〜幸村さんっ……」
「政宗殿、弟殿が怖がっております故」

幸村さん、かっくいー!

「別にいいじゃねぇか、そこを退け、幸村」
「嫌で御座ります。政宗殿こそ何処かに行かれては如何か」

あの恐ろしいマサムネ様に、幸村さんは一歩もひかない。
スゴイぜ、幸村さん!リスペクトすんぜ、幸村さん!!

「Hey、pappy何もしねーから幸村の後ろから出てこいよ」
「ぜったい、うそッスよね……!」

なにもしないなら幸村さんのうしろから出るひつようもないじゃん!

そのあとちょっとたってコジューロさんがマサムネ様をつれてくまで、幸村さんはオレを守ってくれた。

「幸村さん……ありがと……!」
「いつも世話になっております故、当然で御座る。この幸村が守って見せましょうぞ!」

かっけ〜……!!
オレは、かんきわまって幸村さんに抱きついた。

「幸村さ〜ん!!」
「お、おお落ち着くので御座る……!!」


そんな幸村さんとオレのじゃれあいを見たお姉様はオレ達二人のデッサンをとっていました。

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